小型の貸切バスにスーツケースは積める?小型バスの基本仕様や利用時の注意点を解説
公開日:2024年11月29日 2024年12月06日小型バスは、少人数での移動に適したバスです。機動性がよく小回りが利くため、大型車両では通れない場所にもアクセスできるのが小型バスの利点です。
小型バスはコンパクトなため、積載できる荷物の量も限られます。しかし、まったく積めないわけではありません。
今回は、小型の貸切バスに積めるスーツケースの数や、利用時の注意点を解説します。小型バスの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
小型バスに積載できるスーツケースの数
小型バスに積載できるスーツケースの数は、90Lサイズを基準にすると約4個です。
大型バスや中型バスと比較すると、積載できる荷物の量は少ないため、荷物が多いときの移動には不向きです。
なお、小型バスは2007年に製造が終了しており、現在では台数そのものが減少しています。新型の小型バスは存在せず、バス会社によって貸し出し台数が少ない場合や、そもそも保有していない可能性もあります。
小型バスの基本仕様
写真提供:日野自動車株式会社
一般的な小型バスの乗車人数やトランクルームのサイズは、以下のとおりです。
定員乗車人数
小型バスの定員は21名で、補助席はありません。座席数が限られているため、小規模グループでの移動に適しています。
小型バスは、狭い道路や都市部の移動にも向いており、大型バスではアクセスしづらい狭い場所にも対応できます。
トランクルームのサイズ
小型バスのトランクルームは、バスのモデルや仕様によって異なります。貫通式のトランクルーム、もしくは片側式トランクルームの2種類があります。貫通式トランクルームの方が、積める荷物の量は多くなります。具体的なサイズの目安は以下の通りです。
トランクルームのサイズ: H70cm×W147cm×D230cm
荷物が多くて積めない場合は、別途で荷物を配送したり、バスの車種を変更したりと状況に応じて対策を考えなければなりません。
トランクルーム付きの小型バスを利用するメリット
小型バスを利用するメリットは、以下のとおりです。
少人数での移動に快適
少人数での移動に快適な点が、トランクルーム付きの小型バスを利用するメリットの一つです。トランクルームの容量は限られていますが、90Lのスーツケース4個程度の荷物を積めます。
大きい荷物を優先してトランクルームに積むことで車内スペースが広く使用でき、特に少人数での移動が快適になります。
機動性がよく小回りが利く
機動性がよく、小回りが利くこともトランクルーム付きの小型バスを利用するメリットの一つです。サイズがコンパクトなため、狭い道や市街地など、大型バスや中型バスではアクセスできない場所でも走行できます。
小型バスの小回りの良さは、予期せぬトラブルが発生した際にも役立ちます。例えば、予定していたルートが事故などで通行止めになった場合、迂回ルートを見つけやすく移動時間への影響が少なくなります。機動性がよく、小回りが利くことは、大型車両にはない小型バスならではのメリットです。
荷物の管理が簡単にできる
荷物の管理が簡単にできることも、トランクルーム付きの小型バスを利用するメリットです。大きい荷物を優先的にトランクルームに積めば、車内が乱雑にならず、簡単に管理できます。
また、収納スペースも少ないため、積み下ろしも簡単かつ効率的に行えます。車内の快適さをキープしながら、荷物を簡単に管理できる点が小型バスのメリットです。
料金は税別です。
見積りで出される金額は、実際の請求金額と相違する可能性がございます。バス会社から集合場所、解散場所からバス会社までの回送料金は、回送往復距離:50km,回送往復時間:2時間と仮定しております。別途料金として、深夜早朝・有料道路・駐車場料金等もかかる場合がございます。
小型バスのおすすめの利用シーン
小型バスは、以下のような荷物がほとんどない状況での利用が適しています。
- 冠婚葬祭の送迎
- 少人数のグループ旅行や家族旅行
小型バスは、少人数のグループでの移動や、冠婚葬祭などのシーンで役立ちます。機動性がよく、狭い道や混雑したエリアでもスムーズに移動できるため、快適に移動できるでしょう。
小型バスに荷物がすべて載らない際の対処方法
小型バスに荷物がすべて載らない際は、以下のような対策を行いましょう。
追加の小型バスやバンを手配する
荷物がすべて積載できない場合は、追加の小型バスやバンを手配することが一つの対策です。荷物専用のバスやバンを追加することによって、全員まとまって移動できます。
追加料金や手間がかかるため、事前に荷物の量を確認して必要な車両を手配しておくことが重要です。当日になると、予約状況によって手配できない可能性があるため注意が必要です。
荷物専用の運搬サービスを利用する
荷物専用の運搬サービスを利用することも、荷物がすべて載らない際の対処方法の一つです。バスに積み切れない荷物を、安全かつ効率的に運搬できます。具体的には、以下のような運搬サービスが利用できます。
- 宅配便サービス
- バス会社と提携している荷物運搬業者
荷物専用の運搬サービスは、予約が必要なケースが多いため、早めに手配しておかなければなりません。特に、運送業者の繁忙期(クリスマスシーズンなど)はサービスが混み合うことがあるため、余裕をもって予約するとよいでしょう。
バスの車種を変更する
小型バスに荷物がすべて載らない際は、バスの車種を変更することを検討してもよいでしょう。小型バスやバン、運搬サービスを追加で手配するよりも、車種を変更した方が効率がよいケースがあるためです。
中型バスや大型バスは、小型バスより多くの荷物を積めるトランクルームが備わっています。荷物が積めないことが予想される場合は、事前にバス会社に相談し、最適な車両を選ぶことが重要です。
小型貸切バスを予約する際の注意点
小型バスを予約する際の注意点は、以下のとおりです。
荷物の量を事前に確認しておく
トータルの荷物の量を、事前に確認しておくことが大切です。バス会社によっては、荷物が積めないことを理由に車種の変更もできますが、予約に空きがない場合はできない可能性もあります。乗車人数が変更になるときは、荷物の量も変更されることを念頭に置かなければいけません。
出発当日にトラブルになると、大幅にスケジュールを変更しなければならないため、事前に荷物の量を確認しておくことが重要です。
予約は早めに行う
小型バスを手配したいときは、早めの予約が必須です。先述したとおり、小型バスは生産が終了しており、現在使用されている車両の数が限られているためです。
バス会社が所有している台数が少なく、特に繁忙期は予約がすぐに埋まってしまう可能性が高くなります。早めに手配しなければ、希望する車両を確保できない可能性があります。確実に小型バスを手配したい際は、早めの予約をしましょう。
小型貸切バスのトランクルームを使用する際の注意点
小型貸切バスのトランクルームを使用する際の注意点は、以下のとおりです。
荷物は通路に置けない
安全上の理由から、荷物は通路に置けません。多くのバス会社では、荷物は車内の指定された場所に収納するよう定めています。通路に荷物が置かれていると、急ブレーキの際に荷物が飛び散ったり、他の人に衝突したり、乗客の安全が危険にさらされる可能性があるためです。
また、緊急事態が発生した際、車内の通路は避難経路になります。通路に荷物があると、迅速な避難ができなくなります。そのため通路は、常に何もない状態にしておかなければなりません。
定員分の荷物は積載できない
小型バスはトランクルームが狭いため、定員分の荷物は積載できません。そのため、荷物の量が多いとすべてが収納できない可能性が高くなります。
荷物が多く、座席にも載せられない場合は、車種の変更や別途で荷物を配送することを検討しなければなりません。
まとめ
小型バスに積載できるスーツケースは、90Lサイズで約4個です。トランクスペースは限られているため、多くの荷物は積めません。
しかし、機動性がよく小回りが利くため、大型車両では通れない場所へのアクセスができる点が小型バスならではのメリットです。小型バスは生産が終了しており、台数が限られているため、利用する際は早めの予約を心がけましょう。
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