貸切バスのサロン席とは?基本仕様やおすすめの利用シーンを解説
公開日:2024年12月26日 2025年01月08日貸切バスのサロン席は、後方座席を「コの字型」にレイアウト変更できる車両のことです。座席の中央にテーブルを設置することもできるので、パーティーや打ち合わせなど、さまざまな用途で利用できます。通常の座席よりも足元のスペースが広くなるため、長時間乗車する場合でも快適に移動できます。
本記事では、貸切サロンバスの種類や座席数、車両の選び方を解説します。サロンパスを利用する際の注意点も紹介するので、貸切バスの予約を検討している方はぜひ参考にしてください。
サロンバスの種類
サロンタイプのバスには、シングルサロンとダブルサロンの2種類があります。
シングルサロン | ダブルサロン | |
---|---|---|
座席配置 | 最後列から2列目のみ回転できる | 最後列から2列目・3列目が回転できる |
座席の向き | 最後列+2席ずつ向き合う状態 | 最後列+4席ずつ向き合う状態 |
より多い人数でサロン席を利用したいときはダブルサロンがおすすめです。バスの車種や仕様によって異なる場合があるため、サロン席を使用したい場合は、2種類のサロンタイプのうちどちらのタイプを取り扱っているのかバス会社に確認しましょう。
貸切バスのサロン席の座席数
大型・中型・小型バスのサロン席の座席数は、以下のとおりです。
大型サロンバス | 中型サロンバス | 小型サロンバス | |
---|---|---|---|
料金目安 | 10万2,000円~ | 9万円~ | 7万5,000円~ |
正座席 | ~49席 | ~27名 | ~25席 |
有料道路区分 | 特大車 | 大型車 | 中型車 |
設備 | カラオケ・湯沸器・トランクルーム・モニター・冷蔵庫 ※バス会社や車種によって異なる |
貸切バスの料金は、基本的に「時間×走行距離」で計算されます。ただし、サロン席など特別仕様のバスは別途料金が発生することがあります。追加の料金が発生してしまうかどうかもバス会社によって異なるため、予約時に確認しておきましょう。
貸切バスでサロン席を活用するおすすめのシーン
貸切バスでサロン席を活用するおすすめのシーンは、以下のとおりです。
団体旅行
サロンバスは、社員旅行やサークル旅行などの団体旅行におすすめです。観光地や宿泊地までの移動でサロン席を利用すれば、参加者同士の会話が自然に弾み、交流を深められるでしょう。また、貸切バスではカラオケの利用もできます。サロン席にすれば、カラオケボックスのような雰囲気で車内時間を楽しむこともできますし、その他のバスレクもやりやすいのでおすすめです。
企業の研修や懇親会
サロンバスは、企業の研修や懇親会にもおすすめです。移動時間を活用して、事前の打ち合わせやミーティングも行えます。対面式のため、対話がしやすいことがメリットです。真ん中にテーブルも設置できるため、多少の資料であれば広げることも可能です。
ゴルフコンペや接待
ゴルフコンペや接待の際も、サロン席を活用できます。サロン席は座席がゆったりしているため、長時間の移動でものんびり過ごせます。プライベートな空間が確保できるため、仕事の話もでき、接待にふさわしい環境を作れます。
貸切バスならではのプライベート空間で、お客さまや取引先との関係を強化する場としても活用できるでしょう。
ロケバス
サロン席はロケバスとしても活用できます。具体的には、以下のような活用方法があります。
活用例 | 補足 |
---|---|
車内での撮影 | テーブルを囲みながら車内で撮影ができる(飲食も可能) |
撮影準備や移動中の打ち合わせ | 撮影前のスケジュールやシーンの確認などをおこなえる |
休憩スペースとしての活用 | ゆったりとした座席のため、長時間の撮影時にも最適 |
移動中の作業 | サロン席のテーブルで資料を広げたり、映像を確認したりしながら車内で作業ができる |
更衣室としての利用 | サロン席をカーテンなどで仕切れば、広々としたスペースで着替えができる |
さまざまな用途で利用できるため、効率的な現場運営に役立つでしょう。
貸切サロンバスの選び方
貸切サロンバスは、以下のような基準で選ぶことをおすすめします。
予算や人数に合わせて車種を選ぶ
予算や人数に合わせて車種を選ぶ方法があります。少人数の場合はコンパクトなサイズを選ぶと効率的です。少人数の場合、中型バスや小型バスを選べば料金も比較的安く利用できます。ただし、大人数での利用を検討している場合は荷物量も気にする必要があります。バスが小さければ小さいほどトランクルームが狭くなってしまい、座席に荷物を置かざるをえないケースもあります。荷物をたくさん持参する場合は、大型バスを選ぶとよいでしょう。
バスの車両サイズが大きくなるほど料金も高くなります。設備によっても料金が異なるため、予算や人数に応じた車種選びが重要です。
設置されている設備で選ぶ
目的や用途に応じて、必要な設備が整っているサロンバスを選ぶことも一つの方法です。例えば、クーラーボックスや給湯器があれば、移動中の宴会に便利です。車内で冷たい飲み物や温かい飲み物を楽しむことができ、快適な移動をサポートしてくれます。
また、数は限られていますが、ビールサーバーが利用できる車両もあります。特別な設備を利用したい場合は、予約する際に要望を伝えましょう。設備が充実しているサロンバスは、単なる移動手段だけではなく、特別な時間をより一層快適に過ごすために活用できます。
貸切サロンバスを利用する際の注意点
貸切サロンバスを利用する際の注意点は、以下のとおりです。
レイアウトを事前に確認しておく
〈大型バス〉
〈中型バス〉
〈小型バス〉
サロンバスを利用する際は、レイアウトを事前に確認しておくことが大切です。サロンバスの座席数や座席配置は、車両によって異なります。そのため、利用シーンに応じた適切な車両を選ぶことが快適な移動につながります。
たとえば、大型バスでサロン席となるのは最大で13席です。利用シーンに合わせて、どのようなレイアウトにするか、誰をどこの席に座らせるかなど、事前に確認しておくと当日スムーズに利用できるでしょう。
バス移動中に立ち歩かない
サロン席を利用する場合でも、バス走行中はシートベルトの着用が義務付けられています。そのため、立ち歩きは禁止です。走行中に立ち上がったり移動したりすると、急ブレーキやカーブの際に転倒する危険性があり、思わぬケガをする可能性もあります。
サロン席は、車内時間をより楽しく過ごす手段として有効な手段ですが、安全性を優先することが何よりも大切です。移動中はシートベルトを着用し、車内での過ごし方を工夫して快適な時間を楽しみましょう。
基本的にトイレは付いていない
貸切サロンバスには、基本的にトイレが設置されていません。長時間の移動を予定している場合や、車内でお酒を飲む場合などは事前の準備や配慮が必要です。
なお、貸切バスは事前に計画したスケジュール通りに運行しなければなりません。予定外の休憩やルート変更は難しいため、スケジュールを組む際に、トイレ休憩を多く設けるなどの工夫が必要です。
まとめ
貸切バスのサロン席は、さまざまなシーンで利用できます。サロンバスを利用したい場合は、事前にバス会社と仕様やオプションについて相談し、目的や人数に応じたプランを選びましょう。
サロンバスを利用する際は、ルールを守り安全面に配慮することも大切です。サロンバスを活用して、特別な車内時間を過ごしてください。
人気記事一覧
マイクロバスを予約するには?人数や相場、予約の流れを解説!
修学旅行には貸切バスが最適!値段やプランを解説!
リフト付きバス(福祉バス)とは?特徴や貸切りの料金等を解説!
大型バスを予約するには?人数や相場、予約の流れを解説!
中型貸切バスの定員は何人?おすすめのシーンや利用時の注意点も徹底解説!
遠足には貸切バスが最適!値段やプランを解説!
中型バスを予約するには?人数や相場、予約の流れを解説!
結婚式の送迎には貸切バスがおすすめ!料金相場やプランも解説!
小型バスを予約するには?人数や相場、予約の流れを解説!