【完全ガイド】貸切バス1泊2日の料金相場を徹底解説!お得に借りるコツも紹介
公開日:2024年10月30日 2024年12月25日貸切バスの1泊2日の種類別の料金相場は?
貸切バスの1泊2日の料金相場は、バスの種類によって異なります。貸切バスの種類は以下の4つです。
- 大型バス
- 中型バス
- 小型バス
- マイクロバス
ここでは、それぞれのバスの特徴と料金相場を説明します。なお、今回紹介する相場は「8時間貸切・往復移動距離100km」という条件のもと算出しています。
大型バス
大型バスの1泊2日の料金相場(運転手付き)は約85,000円です。大型バスは、一般的に45~50人の乗車が可能です。加えて補助席も10席ほどあり、団体旅行に適しています。
大型バスは乗れる人数が多く一人あたりの金額が安くなるため、乗車人数が多いほどお得に利用できます。乗車人数によっては、中型バスや小型バスを複数台借りるよりも、大型バス1台の方が安くなります。
中型バス
中型バスの1泊2日の料金相場(運転手付き)は約75,000円です。中型バスは、22〜27人の乗車が可能です。大型バスよりサイズは小さくなっていますが、設備面では同等の機能を備えているため、修学旅行や社員旅行など中規模の団体利用に適しているでしょう。
大型バスと比較して料金は安くなりますが、乗車人数も減るため、一人当たりの料金が高くなる可能性があります。
小型バス
小型バスの1泊2日の料金相場(運転手付き)は約63,000円です。小型バスは、コンパクトな車体ながら快適な座席配置が魅力の車両で、21~25人が乗車できます。
中型バスよりも積み込める荷物が少ないため、小規模な団体旅行に適しているでしょう。料金が中型バスと比べて1万円も安くなるので、小規模な旅行ならコストパフォーマンスがよいでしょう。少人数での旅行なら、小型バスがおすすめです。
マイクロバス
マイクロバスは、一般的に23~27人の乗車が可能です。多様な用途で重宝され、冠婚葬祭の移動手段や合宿・研修施設への移動、結婚式場へのゲスト送迎など、グループでの移動に適しています。
マイクロバスの1泊2日の料金相場(運転手付き)は約63,000円です。貸切バスの中では、小型バスと同様に最も安い料金設定になっているケースが大半です。
マイクロバスは、他の種類のバスとは異なり、カラオケ機器やサロン型の座席を始めとした観光向けの設備を備えていません。専用のトランクルームと補助席も設けられていないので、荷物を運ぶ際には空いている座席を利用する必要があります。
各種類での1泊2日の料金相場(運転手付き)
バスの種類 | 相場 | 乗車可能人数 | 一人当たりの料金(運転手付き) | 荷物の量 |
---|---|---|---|---|
大型バス | 85,000円 | 45~50人 | 約1,700円 | スーツケース36個 |
中型バス | 75,000円 | 22~27人 | 約2,800円 | スーツケース15個 |
小型バス | 63,000円 | 21~25人 | 約2,520円 | スーツケース4個 |
マイクロバス | 63,000円 | 23~27人 | 約2,300円 | なし |
料金を確認してみませんか?10秒で簡単!
料金シミュレーション
合宿や旅行で貸切バスがおすすめな理由
合宿や旅行の際には、貸切バスを利用するのがおすすめです。貸切バスがおすすめな理由は以下のとおりです。
- 時間管理がしやすい
- 複数の目的地を設定できる
- 荷物が多くても楽に移動できる
- 人数が多ければコストを抑えられる
- 運転や乗り継ぎがなく、効率よく移動できる
参加人数が多い利用シーンでは、グループ全体のとりまとめや移動手段の手配・予約など、さまざまな管理や手続きが複雑になり、準備に負担がかかります。貸切バスを利用すれば参加者全員をまとめて管理でき、一人当たりの料金も安くなるためコストも抑えられます。合宿や旅行の移動手段には、貸切バスの利用を検討しましょう。
料金を抑えるために気をつけるコツ
貸切バスの料金を抑えるためには、以下のポイントを意識しましょう。
- 時期
- 曜日
- 利用時間
- 利用距離
- 利用車両
5つのポイントを押さえることでより安く貸切バスを利用できるため、それぞれ説明します。
貸切バス利用の時期
貸切バス料金は、需要の変動に応じて「繁忙期」と「閑散期」に分かれています。バス業界の繁忙期は7月中旬から11月下旬、閑散期は12月から2月です。
一般的に、利用者が多い「繁忙期」は料金が高めです。加えて、春季・夏季休暇期間中や、大規模な大会やイベントの開催日なども需要が高まるため、バス料金も上昇します。
より安く貸切バスを利用したい場合は、閑散期に予約するのがおすすめです。
貸切バス利用の曜日
貸切バスの利用料金は、季節だけでは決まりません。意外かもしれませんが、土曜・日曜・祝日よりも木曜・金曜の方が予約が集中し、料金が割高になる傾向にあります。
平日の前半は、最も料金を抑えられる期間とされているため、貸切バスの利用日を調整できる場合、月曜日から水曜日の間で利用するのがおすすめです。
貸切バスの利用時間
利用時間の長さは料金に直接影響します。料金を抑えるには、集合場所を一箇所に定め、そこからバスの利用を開始するのが効果的です。参加者を迎えに行く時間が省けるため、全体の利用時間を短縮できるからです。
注意点として、深夜・早朝の運行には追加料金が発生するのを覚えておきましょう。一般的に、22時から翌朝5時までの運行には割増料金が適用されます。長時間利用するケースでは、安全確保のため運転手の交代が必要となる場合があります。運転手が2人配置されると、交代運転手の割増料金も加算される可能性が高いため注意が必要です。
貸切バス利用時の料金計算には、移動時間だけでなく、目的地での運転手とバスの待機時間も含まれる点も忘れないようにしましょう。なお、短距離の移動ではバスを一旦車庫に戻し、必要な時に再度手配する方が、総額が安くなる場合があります。見積もりをしたときに、料金が安い方のプランで回答してくれているか確認してみましょう。
貸切バスの利用距離
バスの料金は走行距離にも比例します。利用距離が長くなるほど料金は高くなります。特に注意すべきなのは、500キロメートルを超える走行では、安全上の理由から運転手2名体制での運行が必要となる点です。
前述の通り、運転手が2人になると追加料金が発生するため、安く済ませたいのであれば、総走行距離を500キロメートル以内に収めるとよいでしょう。
貸切バスの利用車両
貸切バスの料金は、利用する車両の種類によっても異なります。大型バスほど料金は高くなり、小型バスほど安くなるのが一般的です。しかし、乗車人数によっては、大型バス1台よりも小型バス2台を選択する方が割高になってしまうケースもあります。
貸切バスには、リフト付き車両やサロンカーなどのオプション付きバスも存在しますが、オプション付きバスを選択すると追加料金が発生することがあるため注意しましょう。
当日追加でかかる費用
当日は見積もりの料金に加えて、以下の3つの費用がかかります。
- 高速道路・有料道路料金
- バス駐車場料金
- バス運転手宿泊費
当日慌てないためにも、この機会に確認しておきましょう。
高速道路・有料道路料金
高速道路や有料道路を利用する場合、別途料金が発生します。事前に経路を確認して料金を予測しておきましょう。道路によっては休日割引や深夜割引などの割引が適用されます。経路によっては下道を利用するとバスの利用時間が長くなり、高速料金よりも高くなるかもしれません。
走行する道路はバス会社が決めるので、料金を見積もるために事前にバス会社に問い合わせてみましょう。以下のページでは高速道路の料金について詳しく記載しています。
バス駐車場料金
当日追加で発生する費用の中に、バスの駐車場料金が挙げられます。観光地や宿泊施設によっては、バス専用の駐車場が必要です。貸切バスの駐車場を利用する際は、以下の方法を参考に予約するのがおすすめです。
- 行き先に観光バス用の駐車場があるか確認
- 観光バス用の駐車場を探す
- 観光バス用の駐車場の予約をする
具体的に説明します。
行き先に貸切バスの駐車場があるか確認
施設の公式ウェブサイトで駐車場に関する情報を確認できますが、直接電話で問い合わせるのが最も確実です。電話で問い合わせる際には以下の内容を伝えましょう。
- 訪問予定日
- バスの種類
- 駐車スペースの有無
施設によっては、マイクロバスは受け入れ可能でも大型バスは不可なケースもあります。バスの寸法は車種により若干の違いがありますが、一般的な規格は以下の通りです。
車種 | 全長 | 車幅 | 車高 |
---|---|---|---|
大型バス | 12m | 2.5m | 3.7m |
中型バス | 9m | 2.5m | 3.5m |
小型バス | 7m | 2.4m | 3.3m |
マイクロバス | 7m | 2.1m | 2.8m |
駐車場によっては予約が必要な場合もあるので注意が必要です。当日、駐車場が見つからないといったトラブルも防げるため、事前に連絡しておきましょう。
貸切バス駐車場を探す
訪問先に適切な駐車スペースがない場合、周辺の代替駐車場を探す必要があります。施設へ電話する際に、あわせて近隣のバス対応駐車場について聞くと貸切バス駐車場を教えてもらえるでしょう。
なお、今回利用する予定のバスの大きさが駐車場に合っているのか忘れずに確認しましょう。大型バスの場合、対応していない駐車場もあります。
貸切バス駐車場の予約をする
適切な駐車場が見つかったら、すぐに予約しましょう。人気の観光地では駐車場が満車になるケースもあるからです。多くの駐車場では、予約を受け付ける際に以下の情報を求められます。
- 利用するバスの種類
- 利用を予定している日時
- 予約代表者の氏名および連絡用携帯電話番号
- バス運行会社の名称
- 運転手の氏名と車両のナンバープレート
早めに予約すると特別料金が適用される場合もあります。
バス運転手宿泊費
運転手の1泊2日の宿泊費用は、通常朝食と夕食を含めておおよそ6,000~8,000円程度です。回送費用がバス運転手の宿泊費を超える場合、たとえ短時間の送迎であっても、運転手の宿泊先を手配する方がお得になるでしょう。
運転手の宿泊先を探す際には2食付きプランの個室で手配するのが一般的です。バスでの移動を考慮すると、宿泊施設に駐車場が備わっているとよいでしょう。施設内に駐車場がなければ、近隣の駐車場を別途手配しなければなりません。
食事に関しては、2食付きでないプランも選べますが、その場合は運転手に別途食事代を支給する必要があります。
バス運転手の宿泊先には2つの選択肢があります。
- 自分たちと同じ宿を予約
- 自分たちとは別の宿を予約
自分たちと同じ宿を予約
自分たちと同じ宿を予約するケースでは以下のメリットがあります。
- 連絡が取りやすい
- 朝の出発がスムーズ
- 宿泊費の交渉がしやすい場合がある
これらのメリットがあるため、多くの利用客は自分たちと同じ宿を運転手に用意しています。運転手のプライバシーにも配慮する必要があり、別フロアや離れた部屋を用意しましょう。
自分たちとは別の宿を予約
自分たちとは別の宿を予約するケースでは以下のメリットがあります。
- 運転手のプライバシーが確保できる
- 近隣のビジネスホテルなど、安価な選択肢がある
- 運転手の希望に沿った宿泊先を選べる
別の宿をとる場合、朝の集合時間や場所の調整が必要になります。事前にしっかり打ち合わせを行い、連絡の不備による待ち合わせミスや宿泊費・駐車場代の認識違いなどのトラブルを未然に防ぎましょう。
よくある質問
Q1.バスの種類によって、高速道路や有料道路の料金は変わりますか?
変わります。
車種による有料区分は以下の通りです。大型バス:特大車、中型バス:大型車、小型バス・マイクロス:中型車
Q2.バスを2台手配して、別々の経路で送迎をお願いできますか?
可能です。
ただし、それぞれのバスに対して料金を設定し、合計金額となります。予めご了承ください。
Q3.乗務員仮眠料金とはなんですか?
運転手に仮眠が必要になったときの追加料金です。
貸切バスを安全に運行するためのルールとして定められています。バス会社の車庫を出発してから、車庫に戻るまでのお時間が16時間を越える場合、現地にて運転手の仮眠が必要になります。その分拘束時間が増えるため料金が加算されます。
Q4.保険は別途費用ですか?
最低限の保険は無料で付帯している会社が多いです。
貸切バス会社は車両にかける保険として自賠責保険や任意保険に加入しております。ただし、保険適用範囲は様々(保険金や規約が異なる場合あり)ですので、別途で旅行傷害保険にも加入していただくと手厚い補償が付帯されるため、より安心してご利用頂けます。
Q5.料金や空車の確認はすぐにできますか?
各バス会社へお問い合わせください。
各バス会社の空き状況は常に変動していますので、見積りを依頼した後、空き状況や料金をお知らせすることになります。予めご了承ください。
まずはお気軽にご相談ください!
人気記事一覧
マイクロバスを予約するには?人数や相場、予約の流れを解説!
修学旅行には貸切バスが最適!値段やプランを解説!
リフト付きバス(福祉バス)とは?特徴や貸切りの料金等を解説!
大型バスを予約するには?人数や相場、予約の流れを解説!
遠足には貸切バスが最適!値段やプランを解説!
中型バスを予約するには?人数や相場、予約の流れを解説!
結婚式の送迎には貸切バスがおすすめ!料金相場やプランも解説!
小型バスを予約するには?人数や相場、予約の流れを解説!
豪華仕様のVIPバスとは?予約する方法や特徴を解説!