貸切バス料金の計算方法とは？料金が高くなる時期や当日にかかる費用を解説！

公開日:2024年10月30日

2024年11月01日貸切バス料金の計算方法とは？料金が高くなる時期や当日にかかる費用を解説！

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旅行の移動手段などで便利な貸切バスですが、利用の際に気になる点の1つが料金です。

この記事では、貸切バス料金の計算方法を解説します。計算方法や当日に発生する費用などがわかっていると、見積もりとの比較もしやすくなるでしょう。

また、コストを抑えるために、貸切バスの繁忙期と通常期の料金の違いも解説します。

貸切バスを借りる際にはぜひ、参考にしてください。

貸切バスの料金計算方法とは

貸切バスの料金計算式

貸切バスの計算方法は、「時間制運賃」と「キロ制運賃」の合計です。ここでは、バスが料金を設定するときの元となる公示運賃額と、料金の具体的な計算方法をご紹介します。

2023年8月5日より、貸切バス事業者が国に届け出る公示運賃額が変わりました。公示運賃額とは、国土交通省が地域の経済状況や貸切バス事業者の経営状況を考慮して、定めている運賃の上限額と下限額の範囲です。

各運輸局ごとの新しい公示運賃額は以下の通りです。

地域別単価		北海道	東北	関東	北陸信越	中部	近畿	中国	四国	九州	沖縄
距離	大型車	140	170	160	150	140	160	190	140	140	120
	中型車	120	150	140	130	120	130	160	120	120	170
	小型車	100	130	120	110	100	110	140	100	100	140
時間	大型車	5,570	6,530	6,580	6,440	6,820	7,390	6,320	6,380	6,330	5,230
	中型車	4,700	5,520	5,560	5,430	5,760	6,240	5,330	5,380	5,350	4,420
	小型車	4,030	4,740	4,770	4,670	4,940	5,360	4,580	4,620	4,590	3,790

距離：1km あたり単価 ( 円 )
時間：1 時間あたり単価 ( 円 )
（引用元：公益社団法人日本バス協会）

新たな公示運賃にともない、上限額～下限額の間で運賃を決定する「幅運賃制度」がなくなりました。新たな公示運賃により、最低基準を下回らなければバス会社で運賃を自由に決められるため、貸切バスは実質値上げとなっています。同じ条件でもバス会社によって料金が異なる点には注意が必要です。

バスの種類

国土交通省では、2024年3月1日に貸切バス車種区分の見直しを行いました。車種区分の新しい定義は以下の通りです。

貸切バスのレンタルは、最低3時間からと決められているため、実際にバスを利用した時間が1時間であっても3時間分の料金が発生します。

貸切バスを借りる場合は、バスが車庫を出発し、乗客がバスに乗車する場所までの移動距離も料金に含まれます。

時間制料金とキロ制運賃のほかに、料金が加算される場合があります。追加料金の詳細は以下の通りです。

追加料金	内容
深夜早朝運行料金	22時～翌朝5時の間に点呼・点検時間や走行時間（回送時間を含む）が含まれた場合に適用
特殊車両割増料金	電動リフトやトイレなど、特殊な設備を備えたバスに適用
交替運転者配置料金	乗務員拘束時間が13時間以上または走行距離が500㎞以上におよび、運転手が2名配置されたときに適用

貸切バスの料金は、バス会社の繁忙期と通常期によって変動します。

高速料金

貸切バスのレンタルには、当日に発生する費用もあります。以下の通りです。

有料道路料金高速道路料金	・貸切バス乗車中に高速道路を利用した場合に発生・貸切バスの車種区分によって料金が変わる
駐車場料金	・貸切バスが有料駐車場を利用した場合に発生・貸切バスの車種区分によって駐車場料金が変わる
乗務員宿泊料金	運転手の宿泊料金
乗務員仮眠料金	1人の運転手の拘束時間が9時間、走行距離が500キロを超える場合に発生