空港送迎には貸切バスがおすすめ！メリットや料金相場について詳しく解説
公開日：2024年06月26日
2024年10月31日
「海外支社から日本へ視察に来る同僚たちを空港に迎えに行くことになった」
「空港から大人数でまとまって移動がしたい」
上記のような空港送迎のシチュエーションには、貸切バスが便利です。重い荷物を持って、公共交通機関に乗る必要がないため、大人数でも楽に移動できます。
本記事では、空港送迎で貸切バスを借りるメリットや料金相場を解説します。主要空港のバス乗り場や、バスを借りる際の注意点も紹介しますので、移動手段の手配を任された方はぜひ参考にしてください。
空港送迎で貸切バスを借りるメリット
空港送迎で貸切バスを借りるメリットを5つ紹介します。
集合時間をフライトの時間に合わせられる
貸切バスなら、フライトの時間に合わせて集合時間を決められます。公共交通機関が運行していない時間帯での送迎が可能です。
空港は24時間稼働しており、特にLCCなどの格安便は到着時間が早朝や深夜になることもあります。貸切バスなら、送迎時間を自由に設定できるため飛行機の到着時間を気にする必要がありません。
スーツケースなどの荷物が多くても楽に運べる
貸切バスはトランクルームがあるため、重いスーツケースも目的地まで楽に運べます。荷物をバスに預けたまま、視察や観光をすることができます。
荷物や人数が多いと、空港から公共交通機関で移動するのは大変です。特に、通勤通学ラッシュの時間帯になると困難を極めるでしょう。貸切バスなら時間に余裕もあるため、大きな荷物を抱えながら無理に急ぐ必要もありません。
視察先や観光先へ乗り換えなしで行ける
貸切バスなら、視察先や観光先へ乗り換えなしでスムーズに移動できます。また、目的地は自由に複数設定できるため、さまざまな場所に立ち寄ることも可能です。
公共交通機関で移動すると、乗り換えを間違えたり乗り遅れたりすることも考えられるでしょう。乗っているだけで現地へ直行できる貸切バスは、移動がとても便利です。特に、時間通りに行動しなければいけない予定の場合は、貸切バスの利用がおすすめです。
全員まとまってスムーズに移動できる
貸切バスなら、全員まとまってスムーズに移動ができます。大人でも、人数や荷物が多いと全員でまとまって移動するのは大変です。
貸切バスは、空港のバスターミナルまで移動すれば、あとはバスに乗車するだけです。団体からはぐれる心配もありません。乗り換えや無駄な待ち時間もなくなり、移動にかかる時間も削減できるでしょう。
プロのドライバーに運転を任せられる
貸切バスは、プロのドライバーに運転を任せられるため安心して移動できます。事前にルートの打ち合わせも行なうため、道に迷う心配もありません。
より安心・安全なバスを利用したい場合は、セーフティーバスの利用がおすすめです。
料金は税別です。
見積りで出される金額は、実際の請求金額と相違する可能性がございます。バス会社から集合場所、解散場所からバス会社までの回送料金は、回送往復距離：50km,回送往復時間：2時間と仮定しております。別途料金として、深夜早朝・有料道路・駐車場料金等もかかる場合がございます。
空港送迎での貸切バス料金
空港送迎での貸切バスの料金を紹介します。貸切バスは「走行時間」と「運行時間」で料金が計算されます。台数さえ増減しなければ、人数は料金に関係しません。
空港送迎でバスを利用する際には、利用目的に応じてピストン運行も可能です。ピストン運行とは、A地点からB地点を往復するという利用方法です。例えば「空港⇔ホテル」など、移動手段として使うこともできます。定員オーバーをした場合は複数台借りる他にも、ピストン運行により1台だけ借りる方法もあります。
貸切バスの種類と料金相場
貸切バスの種類は、大きく分けて4種類です。料金相場と、積載できる荷物の量の目安は以下のとおりです。
| 車種 | 座席数 | 料金相場 （6時間／100km以内） |
積載荷物目安 （90Lスーツケース） |
|---|---|---|---|
| 大型バス | ～53席（45席＋補助席8席） | 90,000円～ | 約30個 |
| 中型バス | ～27席 | 75,000円～ | 約15個 |
| 小型バス | 21席 | 65,000円～ | 約4個 |
| マイクロバス | ～20席 | 65,000円～ | トランクルームなし |
上記の料金とは別に、以下の料金が当日発生します。
- 高速・有料道路代
- 駐車場代
- バスガイド代
- 乗務員宿泊代
当日料金の支払い方法は、事前にバス会社に確認しておきましょう。
貸切バス・シャトルバスで比較
シャトルバスとは、一定区間のみを折り返し運転しているバスのことです。シャトルバスの運行区間に目的地が含まれている場合は、シャトルバスの利用を検討してもよいでしょう。ただし、不特定多数の人が乗車するため、全員がまとまって乗車できる保証はありません。
先述したとおり、貸切バスはピストン運行も可能です。利用シーンや条件によって、移動手段を選択しましょう。
| 貸切バスがおすすめ | シャトルバスがおすすめ |
|---|---|
|
|
料金プランの例
料金プランの例を2つ紹介します。
成田空港⇔東京みなと館
成田空港から東京みなと館へ行き、ホテルに送迎するプランです。
| 【点検＆出庫】→【バス会社から成田空港へお迎え】→【出発】→【東京みなと館に到着】→【バス待機】→【東京みなと館を出発】→【都内のホテルへお見送り】→【帰庫＆点検】 | ||
| 出発地：成田空港 | 目的地：品川駅付近のホテル | 経由地：東京みなと館 |
| 乗車人数：45名 | 車種：大型バス | 片道距離：約85km |
| 合計時間：12時間 | 合計金額：140,000円 | 1人あたり：3,045円 |
羽田空港⇔都内のホテル
羽田空港から都内のホテルをピストン運行する際の料金プランです。
| 【点検＆出庫】→【バス会社から羽田空港へお迎え】→【出発】→【都内ホテル】⇔【羽田空港】→【帰庫＆点検】 | ||
| 出発地：羽田空港 | 目的地：品川駅付近のホテル | 経由地：なし |
| 乗車人数：30名×3回 | 車種：大型バス | 片道：約13km |
| 合計時間：5時間 | 合計金額：83,000円 | 1人あたり：2,800円 |
貸切バスを手配する流れ
貸切バスを手配する流れは以下のとおりです。
- 見積もり依頼
- 見積もり回答
- 予約
- 支払い
- 出発
詳細は以下のページをご覧ください。
空港送迎で貸切バスを利用する方からよくある質問
空港送迎で貸切バスを利用する際によくある質問を4つ紹介します。
質問①大人数で利用する際、空港でピックアップのサポートもしてくれますか？
空港やバス会社により対応が異なります。
お迎えの対応をしているバス会社があるものの、駐車場とドライバーが離れられない空港（成田空港や羽田空港）もあります。詳しくはバス会社に直接ご相談下さい。
質問②飛行機の到着時間が遅れて、バスの集合時間に遅れた場合どうなりますか？
空港やバス会社により追加料金の対応が異なります。
お客様都合で遅延が発生した場合は追加請求の可能性が高いですが、それ以外の場合の対応はバス会社により異なります。詳細はバス会社へお問い合わせください。
質問③乗車人数がぴったりだと車内は狭くなりますか？
補助席を使うと狭く感じやすいです。
補助席は正座席と比べて座り心地も劣り、狭く感じやすいです。荷物が想定より多かった場合も車内に持ち込めなくなるため、定員ギリギリはオススメしていません。
質問④宿泊先の手配も総括してお願いできますか？
バス会社で手配できないケースが多いです。
旅行の企画・運行には旅行業のライセンスが必要です。旅行部門を併設しているバス会社であれば、依頼できます。お見積り後、バス会社へ直接お問い合わせください。
空港送迎で貸切バスを利用する際の注意点
空港送迎で貸切バスを利用する際の注意点を3つ紹介します。
注意点①飛行機の遅延などを想定して余裕のある時間設定をする
飛行機は、天候によって到着時間が左右されやすい乗り物です。そのため、ある程度の遅延を想定して余裕のある時間設定をしておくことをおすすめします。とはいえ、利用時間が1時間でも変わると、利用料金にも大きな差が出てきます。飛行機の遅延が原因で、貸切バスの乗車時間に間に合わなかった場合の対応は、バス会社によって異なります。多くのバス会社では、飛行機の遅延による時間の融通は比較的効きやすいものの、万が一のことを想定してどのような対応になるか確認しておくのがよいでしょう。特に、繁忙期はバス会社も過密スケジュールで運行している可能性があるため注意が必要です。
注意点②乗車する人の荷物の量を事前に確認しておく
バスの乗車人数だけではなく、乗車する人の荷物もどれくらいあるのか確認しておきましょう。飛行機を利用して移動する場合、荷物が多くなることが予想されます。例えば、バスに乗車する人数が27名だったとします。中型バスを予約した場合、乗車人数は定員ぴったりですが、ほとんどの人がスーツケースを持っていると全員分の荷物が積めなくなります。結果として「もう1台バスを手配しなければいけなくなった」とならないよう、荷物の量も忘れずに想定しておきましょう。
注意点③乗車場所を確認しておく
空港内は広いため、スムーズに案内できるよう事前にバスの乗車場所を確認しておきましょう。日本の国際線のある主要空港のバス乗車位置を紹介するので参考にしてください。
羽田空港
羽田空港は、第1ターミナルから第3ターミナル（国際線ターミナル）まで、3つのターミナルがあります。
| ターミナル名 | 乗車場所 | 詳細 |
|---|---|---|
| 第1ターミナル | 立体駐車場P1とP2の間 | 1階の到着ロビーのインフォメーション付近の出口を出てすぐ |
| 第2ターミナル | 第2ターミナル2階 | 2階の7番出口を出てすぐ |
| 第3ターミナル（国際線ターミナル） | 貸切バス乗り場 | 貸切バス乗り場は1ヶ所のみ |
成田国際空港
成田空港には第1旅客ターミナルから第3旅客ターミナルまで、3つのターミナルがあります。
| ターミナル名 | 乗車場所 | 詳細 |
|---|---|---|
| 第1旅客ターミナル | P1駐車場団体バス乗り場 | 北ウィング到着：北口N2からP1駐車場へ 南ウィング到着：南口S2からP1駐車場へ |
| 第2旅客ターミナル | 第2レーン団体バス乗り場 | 22A・22B・23A・23B 1階の北口3を出て団体バス乗り場へ |
| 第3旅客ターミナル | 乗り場なし | 第2旅客ターミナルへ |
関西国際空港
関西国際空港は、第1ターミナルと第2ターミナルの2ヶ所ですが、バスの乗車場は3ヶ所あります。
| ターミナル名 | 乗車場 | 詳細 |
|---|---|---|
| 第1旅客ターミナル | 団体バス 北乗り場 | 第1ターミナルビル1階を出ると、左右に北と南 の団体バス乗り場がある |
| 第1旅客ターミナル | 団体バス 南乗り場 | 第1ターミナルビル1階を出ると、左右に北と南の団体バス乗り場がある |
| 第2旅客ターミナル | 団体バス乗車場 | 第2ターミナルビルの1階を出ると前方に団体バス乗車場がある |
空港送迎には貸切バスがおすすめ
荷物が多くなりがちな空港送迎には貸切バスがおすすめです。人数が多いほど便利に利用できます。視察先や観光先への移動手段としてはもちろん、空港からホテル間のピストン運行も可能です。
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