子ども会には貸切バスがおすすめ！メリットや料金相場を詳しく解説
公開日：2024年08月28日
2024年12月04日
子ども会でのイベントを企画する際、移動手段の選択は非常に重要です。特に、大人数の場合、安全で快適に移動できる貸切バスがおすすめです。貸切バスを利用すれば、目的地までの移動がスムーズになり、子どもたちも楽しく過ごせます。
しかし、「貸切バスを借りたことがないので予約方法がわからない」「バスの種類や料金について情報が不足している」と感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。
本記事では、子ども会で貸切バスを利用するメリットや、バスの種類・料金相場について解説します。また、利用時の注意点やバス内で楽しめるレクリエーションも紹介するので、移動手段に悩んでいる保護者の方は、ぜひ参考にしてください。
子ども会で貸切バスを借りるメリット
子ども会で貸切バスを借りるメリットを5つ紹介します。
子どもたちを安全に引率できる
貸切バスは、プロのドライバーが運転するため、子どもたちを目的地まで安全に引率できます。ドライバーの運転技術だけではなく、出庫前と帰庫後に1時間ずつ安全点検が行われているため、安心して利用できます。
より安全なバスを利用したい場合は、「セーフティーバス」がおすすめです。セーフティーバスとは、日本バス協会が実施する貸切バス事業者安全性評価認定制度のことで、より高い安全基準が設定されています。
目的地まで乗り換えなしで楽に行ける
貸切バスを利用すれば、目的地まで乗り換えなしで直行できます。複数の交通機関を利用せずに済むため、移動時間の短縮にもなり、移動中に子どもが迷子になるリスクも減少します。
また、貸切バスは経由地を複数箇所設定できます。子どもたちの居住地区が離れていても、出発地点や解散地点を複数設定することで、利用しやすい場所での乗降が可能です。
完全貸切のため周りの乗客を気にする必要がない
貸切バスは完全貸切のため、周りの乗客に気を遣う必要がありません。子ども会などのイベントでは、気分が高揚し、騒いでしまう子どもも少なくないでしょう。
最低限の注意は必要かもしれませんが、車内は完全プライベート空間のため、他の乗客とトラブルになる心配がなく、安心して過ごせます。
タイムスケジュールの管理をしやすい
貸切バスは、集合と解散の時間を事前に設定するため、タイムスケジュールの管理をしやすくなります。
全員がまとまって行動できるため、待ち時間や点呼時間などのロスも発生しません。
目的地到着までのトイレ休憩や、途中で寄り道も細かく時間設定できるため、快適でスムーズな移動が可能です。
移動時間も子どもたちが飽きずに楽しめる
目的地までの移動時間は退屈になりがちですが、貸切バスなら簡単なレクリエーションやおやつタイムを設けることで、子どもたちが飽きずに楽しめます。
バスの中で一緒に過ごす時間が増えるため、イベントの一体感が生まれ、子ども同士だけではなく、保護者同士の親睦も深まるでしょう。
子ども会での貸切バス料金
子ども会での貸切バス料金を紹介します。
貸切バスの利用料金は「走行時間（最低3時間）×走行距離（10km単位）」で計算されます。乗車人数は料金に影響しません。
バスが営業所を出発してから帰庫するまでの時間に加え、安全点検の時間（出庫前と帰庫後各1時間）が加算されます。
料金は税別です。
見積りで出される金額は、実際の請求金額と相違する可能性がございます。バス会社から集合場所、解散場所からバス会社までの回送料金は、回送往復距離：50km,回送往復時間：2時間と仮定しております。別途料金として、深夜早朝・有料道路・駐車場料金等もかかる場合がございます。
貸切バスの種類と料金相場
貸切バスの種類は、大きく分けて4種類あります。乗車人数に合わせてバスの種類を選びましょう。
| 車種 | 席数 | 料金相場 （6時間／100km以内） |
|---|---|---|
| 大型バス | ～53席（45席＋補助席8席） | 90,000円～ |
| 中型バス | ～27席 | 75,000円～ |
| 小型バス | ～21席 | 65,000円～ |
| マイクロバス | ～20席 | 65,000円～ |
大きな荷物がある場合は、トランクルームに積載できます。ただし、マイクロバスにはトランクルームがないため、大きな荷物を持ち込む場合は注意が必要です。
また、バスの料金は、曜日やシーズンごとに変動します。一般的に、バス会社の繁忙期は以下の期間です。
- 5月～6月下旬
- 7月中旬～11月中旬
上記の期間は、料金が高くなる傾向があります。また、土日祝日は利用者が多くなるため、料金が高くなります。特にハロウィンやクリスマス、卒園式などのイベントシーズンは、料金が上がる可能性があるため注意が必要です。
貸切バス・電車で比較
子ども会の移動手段として貸切バスと電車を比較する際は、それぞれのメリットとデメリットを考慮することが大切です。
| 移動手段 | 貸切バス | 電車 |
|---|---|---|
| メリット |
|
|
| デメリット |
|
|
それぞれのメリット・デメリットを比較して、総合的に判断することで、より良い選択ができるでしょう。
料金プランの例
子ども会で貸切バスを利用する際の料金プランの例を紹介します。
東京⇔八景島シーパラダイス
東京から八景島シーパラダイスに行く場合のプランです。
| 【点検＆出庫】→【バス会社から設定した場所までお迎え】→【出発】→【八景島シーパラダイス到着】→【バス待機】→【設定した場所までお見送り】→【帰庫＆点検】 | ||
| 出発地：都内某所 | 目的地：八景島シーパラダイス | 経由地：トイレ休憩 |
| 乗車人数：25人 | 車種：中型バス | 片道距離：約60km |
| 利用時間：12時間 | 合計金額：100,000～円 | 1人あたり：4,000円～ |
東京⇔マザー牧場
東京からマザー牧場に行く場合のプランです。
| 【点検＆出庫】→【バス会社から設定した場所までお迎え】→【出発】→【マザー牧場到着】→【バス待機】→【設定した場所までお見送り】→【帰庫＆点検】 | ||
| 出発地：都内某所 | 目的地：マザー牧場 | 経由地：トイレ休憩 |
| 乗車人数：35人 | 車種：大型バス | 片道距離：約75km |
| 利用時間：12時間 | 合計金額：180,000円～ | 1人あたり：5,000円 |
子ども会のバス移動中におすすめのバスレク
子ども会のバス移動中におすすめの過ごし方を2つ紹介します。
私はだれでしょうゲーム
【手順】
・参加者全員に、自分のことを表すヒントを３つ考えて紙に書いてもらう
例）私は〇〇が好きです。
私は〇月生まれです。
私を動物で表すと〇〇です。
・順に読み上げていき、分かった人がいれば手を挙げてもらい回答する
【内容】
レク係はヒントを一つずつ読み上げましょう。一つ読むごとに手を挙げてもらい答えてもらいます。ただし「あたり」「はずれ」は最後に発表すると良いです。自分を知ってもらったり、他の人の事を知ることができます。人物ではなく、動物や物の特徴をだして問題にするのも良いでしょう。
【盛り上げるコツ】
正解の人を新入部員などにすれば、既存部員に知ってもらうきっかけにもなります。
得意なポジション、経験歴、尊敬している他の部員などをヒントとして書いてもらうと、より部員のことを知るきっかけになるでしょう。
100分の１アンケート
【手順】
・質問する人は順番で担当する
・質問者は「その場にいる人の中で1人だけ該当する」ような質問をする
例）今朝、朝ご飯で目玉焼きを食べた人
・質問に対して当てはまる人は挙手
【内容】
「笑っていいとも」で人気だった企画です。100人（その場にいる合宿参加者）中1人しか当てはまらなさそうな質問をして、実際に当てはまるのが1人だけだったらクリアです。人数が多ければ多いほど難易度は上がります。
【盛り上げるコツ】
最後までクリアしなかった人は、合宿道具を持つ係に任命されてしまうなど、罰ゲームやご褒美を用意しておくと盛り上がるでしょう。
貸切バスを手配する流れ
貸切バスを手配する流れを紹介します。
①見積もり依頼
まずは、バス会社に見積もりを依頼しましょう。見積もりがスムーズに行えるよう、以下の情報を記載することがポイントです。
- 日程
- 目的地
- 最大乗車人数
- その他要望（立ち寄り先やバスの種類など）
なお、人数やルートの変更は予約後にも対応可能な場合が多いので、柔軟にプランを調整できます。
②見積もり回答
バス会社から問い合わせ内容に沿って回答が届きます。予約に進む前に、以下の項目をチェックしておくことをおすすめします。
- バスの車種（大きさや設備が希望に合っているか）
- 料金の支払い方法（支払い期限や支払い方法）
- 当日発生する料金（高速料金や駐車場代など）
- キャンセル料の発生条件
- 保険の補償内容
- 「貸切バス運送約款」の確認
不明点や心配事がある場合は、予約前にしっかりと確認しておくことが重要です。
③予約
見積もり内容に問題がなければ予約に進みます。予約を確定する際には、キャンセル規定に同意する必要があるため、事前に規定を確認しておきましょう。キャンセル規定に同意をして「予約完了」のメールが届いたら手配は完了です。
④支払い
貸切バスは「全額前払い」が基本となります。指定された期日までに支払いを済ませましょう。また、以下の料金は当日発生するため、あらかじめ予算に組み込んでおくことをおすすめします。
- 高速道路代
- 有料道路代
- 駐車場代
なお、バス会社によって当日発生する料金は異なる場合があるため、事前に確認しておきましょう。
⑤出発
当日はドライバーとルートやスケジュールの最終確認を行い、問題がなければ予定通りに出発します。
貸切バスはスケジュール通りに運行する必要があるため、参加者には集合時間をしっかり伝え、遅れないように注意喚起しておくことが重要です。
よくある質問
子ども会で貸切バスを利用する際によくある質問を4つ紹介します。
目的地のチケットや入場券などの手配も一緒にしてもらえますか？
バス会社で手配できないケースが多いです。
旅行の企画・運行には旅行業のライセンスが必要です。旅行部門を併設しているバス会社であれば、依頼できます。お見積り後、バス会社へ直接お問い合わせください。
貸切バス事業者安全性評価認定制度（セーフティーバス）とはなんですか？
安全なバス会社であることを証明する認定制度です。
日本バス協会において、安全性や安全の確保に向けた取組状況について評価認定を行い公表するものです。利用者や旅行会社が、より安心して貸切バスを利用できるようにする制度です。
当日雨天だった場合、行き先の変更は可能ですか？
原則、対応していません。
「予定していたよりも早く着きそうだから、この道の駅寄りたい」といった要望は多いですが、原則として当日のルート変更は対応しておりません。変更したい場合は事前のご相談をお願いしていますが、まずは運転手にご相談ください。
大人2名掛けの座席に、子ども3名を座らせることはできますか？
原則は小学生から一人1席です。
原則は小学生(6歳)からですが、小学生未満のお子さんでも1人とカウントし、ゆとりをもってバスを手配することをおススメします。
子ども会で貸切バスを利用する時の注意点
子ども会で貸切バスを利用する際の注意点を3つ紹介します。
貸切バスに子ども料金はない
貸切バスは公共バスとは異なり、子ども料金の設定は基本的にありません。料金は「走行時間×走行距離✕バスの台数」で計算されるため、乗車する人数や年齢に関わらず、同一の料金体系となります。
また、安全上の理由から、子どもの場合でも1人につき1席の座席の確保が基本です。シートベルトの着用が義務付けられているため、全員が適切に座れるよう、人数分の席数を用意しましょう。補助席の利用は、安全性を考慮して避けることを推奨しています。
途中休憩はこまめに取る
貸切バスは、基本的にトイレがついていないため、目的地到着までの間にこまめな休憩を取ることが大切です。特に子どもの場合、長時間トイレに行けない状況が続くと、不安感や体調不良を引き起こす可能性があります。
事前に道中のサービスエリアやパーキングをリサーチし、適切なタイミングで休憩を取ることが、スムーズで安全な移動につながります。
トイレ休憩の場合でも、事前にスケジュールに組み込んでおく必要があるので忘れないように注意しましょう。
目的地には団体予約を入れる
子ども会などの大人数での利用時は、目的地に団体予約を入れておくことが大切です。チケットや入場券の準備だけではなく、利用施設によってはバスの駐車場の予約が必要なケースがあります。
特に人気の観光地や大型施設では、バスの駐車スペースが限られているため、駐車場の予約を確保しておくことが重要です。
駐車場の手配は基本的に利用者が行う必要があるため、予約を忘れないようにしましょう。
子ども会には貸切バスがおすすめ
子ども会の交通手段として、安心・安全に子どもたちを引率できる貸切バスがおすすめです。退屈になりがちな移動時間も、車内でレクリエーションやおやつタイムを設けることで、子どもたちが飽きずに楽しく過ごせます。
当サイトでは、見積もりを無料で行えます。子ども会の移動手段でお悩みの保護者の方は、お気軽にご相談ください。
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