会社視察で貸切バスは便利？メリットや料金相場を解説

公開日：2024年05月28日 2024年06月06日

「会社視察の移動手段の手配を任された」
「できるだけ安くかつ快適に移動したい」
「貸切バスを会社視察で利用する際の料金相場を知りたい」

会社視察で移動手段の手配を任された方の中には、どうすればよいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。貸切バスなら、大切なお客様が同乗する場合も、安心・安全かつ快適に移動ができます。

今回は、会社視察で貸切バスを借りるメリットや料金相場について解説します。予約方法や車内でのおすすめの過ごし方なども紹介するので、幹事を任された方はぜひ参考にしてください。

会社視察で貸切バスを借りるメリット

 

会社視察で貸切バスを借りるメリットを5つ紹介します。

1．プロのドライバーに運転を任せられる

貸切バスはプロのドライバーが運転してくれるため安心して利用できます。事前にルートの確認も行うため、交通渋滞などのトラブルが発生しない限り、スケジュール通りに運行できます。
視察終了後は、車内で打ち上げなど自由に過ごせることも貸切バスならではのメリットです。

より安全性を求める場合は、「セーフティバス」を検討するとよいでしょう。セーフティバスの認定を受けている会社は、各バス会社のホームページから確認できます。

2．視察現場に直行できる

貸切バスを利用すれば視察現場に直行できます。公共交通機関を利用すると、乗り換えなどに手間がかかりますが、貸切バスなら座っているだけで目的地に到着します。

「目的地が最寄駅から離れている」
「最寄駅からタクシーを使わなければいけない」
など、公共交通機関ではアクセスしにくい工場やテナントといった場所でも貸切バスなら楽に移動できます。

3．車内でミーティングを行える

貸切バスを利用すれば、移動時間も有効に使えます。ミーティングを行ったり、車内のモニターを利用して資料映像を流したりできます。お客様や上司が同行する場合、車内をプレゼンの場として活用できるので視察もスムーズに行えるでしょう。

後部座席を回転させて、向かい合わせの形（コの字型）にできるサロン付きバスであれば、より有意義な車内会議を実施できます。
大きな機器を持ち込む場合でも、トランクルームに積めるので場所を取りません。

4．行き先を自由に設定できる

貸切バスは行き先を自由に設定できるため、目的の視察現場が複数箇所あっても移動しやすいことがメリットです。仮にお客様が同伴する場合、お客様の会社まで迎えに行ったり見送ったりできます。帰りは、いくつかの都内主要駅を経由地に設定しておくと便利です。

また、公共交通機関を利用した場合、移動が多ければ多いほど乗車券の確保や交通費の清算にも手間がかかるでしょう。貸切バスは、多少の人数変更であれば融通が利きやすいケースがほとんどです。そのため、急なキャンセルや増員にも対応しやすくなります。ただし、車種ごとに乗車人数の制限があるためご注意ください。

5．同伴するお客様を快適にお連れできる

貸切バスは他の乗客がいないため、同伴するお客様を快適にお連れできます。人目を気にすることなく、車内で仕事の話ができるでしょう。お客様や上司に好印象を与えられる「チャンスの場」にもなります。

また、車種によってサロン席にすることも可能です。サロン席は「コの字型」に座席をレイアウトでき、真ん中にテーブルを設置できます。お酒を飲んだり食事を楽しんだりしながら快適に移動可能です。

会社視察での貸切バス料金

貸切バスの料金は「走行距離×運行時間」で計算されます。
つまり、乗車人数は料金に関係ないため、参加人数が多ければ多いほど一人当たりの利用料金は安くなると言えます。

貸切バスの種類と料金相場

貸切バスは大きく分けて4種類です。人数に応じて適切な車種を選びましょう。

バスの料金は、シーズンや曜日によって変動します。また、以下の料金は、別途で当日発生するため注意しましょう。

• 高速道路代
• 有料道路代
• 駐車場代
• バスガイド代

支払方法はバス会社によって異なります。詳細は予約先のバス会社に確認しましょう。

貸切バス・観光タクシーで比較

貸切バスと観光タクシーで料金を比較してみます。
「走行距離×運行時間」で料金計算される貸切バスに対し、観光タクシーは「利用時間」で計算されます。 利用時間を「6時間」と仮定したときの料金相場は以下のとおりです。

利用条件によって、どちらが適しているか比較検討するとよいでしょう。以下の表の条件を参考にしてみてください。

料金プランの例

貸切バスの料金プランの例を紹介します。

プラン①都内の会社⇔ANA 機体工場視察

都内の会社からANA機体工場へ視察に行くプランです。

 

プラン②都内の会社⇔キリンビール 横浜工場視察

都内の会社からキリンビール横浜工場へ視察に行くプランです。

貸切バスを手配する流れ

 

貸切バスを手配する流れを紹介します。

ステップ①見積もり

まずは見積もりを依頼しましょう。見積もり依頼の際は、以下の項目をできるだけ詳しく記載するとスムーズです。ただし、お見積後に条件を変更することも可能です。視察会場を変更したいといった場合も再度お見積可能ですので、まずはお気軽にお申し込みください。

• 日程
• 最大乗車人数
• 目的地
• 経由地
• 希望の車種
• 要望や質問

ステップ②見積もり回答

見積もり依頼の問い合わせ内容に沿って、バス会社から回答が届きます。内容を確認し、問題がなければ予約へ進みましょう。見積もり回答時点では予約は成立していないため注意してください。

ステップ③予約

予約のステップに進むと「キャンセル規定」の同意を求められます。大事な書類なので、必ず目を通しておきましょう。予約確定後の多少の人数の増減は、対応してくれるバス会社がほとんどです。ただし、バス会社の予約状況によって車種の変更はできない場合があります。不安な場合は、見積もりの時点で「最大乗車人数」を伝えておきましょう。

ステップ④支払い

予約が完了したら、入金期日までに支払を済ませましょう。貸切バスは、「全額前払い」が基本です。ただし、当日発生する料金もあるため注意してください。当日発生する料金の詳細は後ほど紹介します。

ステップ⑤出発

利用当日、幹事様は出発前にドライバーとルートの確認を行います。基本的には当日のルート変更はできないため、ルート変更をご希望の場合は当日ではなく事前にご相談ください。 当日は「時間厳守」が基本です。利用者側の都合で利用時間をオーバーした場合、追加料金が発生します。なお、交通渋滞などでやむを得ずスケジュールが押した場合は例外です。

貸切バス予約時によくある質問

貸切バス予約時によくある質問を紹介します。

質問①資料映像を車内のモニターで流せますか？

可能ですが、パソコンから出力したい場合は、コンポジット端子やUSB変換器などが必要です。バス会社による貸出しはしていませんのでご注意下さい。モニターの機種によって入力端子が異なりますので、バス会社へ直接お問い合わせ下さい。

質問②細かいルートの指定はできますか？

細かいルート指定はもちろん可能です。ただし、原則として当日のルート変更は対応しておりません。変更したい場合は事前のご相談をお願いしていますが、まずは運転手にご相談ください。細かいルートの指定をご希望の場合は、事前に運行ルートの計画をお願いしております。

質問③マイクなどの設備は使用できますか？

お客様用マイクはバスに2本あります。ジャックは左右に4つずありますので、必要な場所に移動して使うことが可能です。コードレスはありません。

質問④領収書を発行していただけますか？

領収証の発行も承っております。原則、金融機関窓口・ATMで発行される、「ご利用明細書」「振込票」を領収証に代えさせて頂きます。

会社視察で貸切バスを利用する際の注意事項

会社視察で貸切バスを利用する際の注意事項を3つ紹介します。

注意事項①時間を厳守する

貸切バスは、バスと乗務員の拘束時間によって料金が定められるため、時間は必ず厳守しましょう。幹事様は、タイムスケジュール表を作成しておくと良いかもしれません。

参加者が多ければ多いほど時間のトラブルは発生しやすくなるので、参加者に「時間厳守」と事前に伝えておくことも有効です。

トイレ休憩などで途中停車する場合も、休憩時間を定めておく必要があります。

注意事項②バスの種類は人数にあわせて選ぶ

バスの種類は人数に合わせて選びましょう。安心・安全に移動するためにも、基本的に補助席は利用しないようにしてください。 定員数をオーバーしない限り、人数の増減の融通が利きやすいことが貸切バスの特徴です。

想像以上に人数が多くなり定員オーバーした場合は、できるだけ早めにバス会社に連絡してください。先ほども解説しましたが、バス会社の予約状況によって希望の車種に変更できない場合もあるため注意しましょう。

注意事項③当日発生する料金がある

予約確定時に支払った料金以外に、当日発生する料金は以下のとおりです。

• 高速道路代
• 有料道路代
• 駐車場代
• バスガイド代（依頼した場合のみ）

当日発生する料金の支払方法はバス会社によって異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。当日の高速道路代や、有料道路を事前に調べたい場合は以下のサイトが便利です。

参照：高速料金・ルート検索｜ドラぷら（NEXCO東日本）
参照：高速道路料金・ルート検索｜NAVITIME

会社視察には貸切バスがおすすめ

貸切バスは目的地を複数設定でき、現地に直行できるため会社視察の際の利用にぴったりです。移動中も大切なお客様に快適に過ごしてもらえます。 利用人数が10名を超える場合は、貸切バスの方が貸切タクシーよりもコストを抑えられる場合もあります。

当サイトでは無料で見積もりを行えるので、会社視察で貸切バスの利用を検討している方はお気軽にご相談ください。