葬式・法事に貸切バスは便利?送迎用に借りる方法や料金を紹介
公開日:2024年03月21日 2024年10月31日大切な人との別れは突然訪れることもあり、とても辛いものです。しかし、親族の方は悲しみに暮れる暇もなく、葬儀の手配をしなければいけません。葬式は決めなければならないことや不慣れなことが多いため、親族の方の苦労が多いことも事実です。特に、故人の知り合いが多いなどの理由で参列者も多くなると、考えなければいけないこともたくさんあるでしょう。
「葬儀場で手配できるバスが小さい」
「葬儀場や法事会場へのアクセスが悪い」
「参列者に快適に移動してほしい」
このような悩みを解決できるのが貸切バスです。
本記事では、葬式や法事で貸切バスを手配する方法や料金の相場を解説します。貸切バスを手配する際の注意点も紹介するので、参列者の移動手段にお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。
葬式・葬儀・法事で貸切バスを借りるメリット
まず、葬式・葬儀・法事で貸切バスを借りるメリットを5つ紹介します。
プロのドライバーに運転を任せられる
貸切バスであれば、プロのドライバーに運転を任せられます。
葬式の際は献杯等でお酒を飲むこともありますが、自家用車で移動する場合ハンドルキーパー(お酒を飲まない人)を決めなければいけません。
葬式では限られた時間で決めなければいけないことが多く、親族側の苦労も多いはずです。貸切バスを手配すれば、決めごと(運転手を選ぶこと)がひとつ減るので、親族の負担も軽減されるでしょう。
乗降場所を自由に決められる
貸切バスは、乗降場所を自由に設定できます。
出発地や目的地のほか、経由地も決められます。葬儀場側でもマイクロバスを手配してくれることもありますが、限られた範囲でしか活用できません。
貸切バスであれば、葬儀場から火葬場や会食場所など、全員まとまって移動できます。
服装が着崩れしにくい
服装が着崩れしにくいこともメリットのひとつです。
葬式では、スーツや喪服をはじめ、着慣れない和装で参列する方もいるでしょう。特に着物や草履での移動は、不慣れな方も多いため移動が遅くなりがちです。
貸切バスなら目的地まで直行できるので、移動中に着崩れしにくく安心して移動できます。
高齢の方も安心して移動できる
葬式に参列する方に高齢の方が多い場合でも、貸切バスなら安心して移動できます。
「駅から葬儀場へのアクセスが悪い」
「公共交通機関(公共バスなど)でもアクセスは可能だけど本数が少ない」
「土地勘がなく道に迷ってしまうかもしれない」
など、移動が大変なこともあるでしょう。
貸切バスを利用すれば目的地に直行できるため、参列者の負担を軽減できます。また、貸切バスの中には、車椅子に乗ったまま乗車できるリフト付きのバス車両もあります。そのため、体の不自由な方も安心して参列できるでしょう。
天候を気にせず移動できる
貸切バスを利用すれば、雨や雪、風の強い日などでも楽に移動できます。特に天候が悪い日は公共交通機関が混んでいたり、タクシーも捕まらなかったり移動がスムーズにできない場合もあるでしょう。貸切バスを手配すれば、天候が悪くても参列者の移動の負担を軽減できます。移動が楽になるだけではなく、雨などで服が汚れないこともメリットです。
料金は税別です。
見積りで出される金額は、実際の請求金額と相違する可能性がございます。バス会社から集合場所、解散場所からバス会社までの回送料金は、回送往復距離:50km,回送往復時間:2時間と仮定しております。別途料金として、深夜早朝・有料道路・駐車場料金等もかかる場合がございます。
葬儀用に貸切バスを手配する時の料金
葬儀用に貸切バスを手配する時の料金相場を紹介します。
貸切バスの料金は、基本的に以下の5つの項目で計算されます。
- 利用時間
- 走行距離
- 車種
- シーズン
- 当日費用(有料道路代・高速道路代・駐車場代)
高速道路代を事前に調べたい場合は、以下のサイトがおすすめです。
料金の設定方法について詳しくはこちらの記事参考にしてください。
バスの種類と相場
貸切バスは、大きく分けて4種類あります。バスの種類と料金相場は以下の通りです。
バスの種類 | 席数 | 料金相場 (6時間の貸切り) |
積載荷物目安 (90Lスーツケース換算) |
---|---|---|---|
大型バス | ~53席 (45席+補助席8席) |
90,000円~ | 約30個 |
中型バス | ~27席 | 75,000円~ | 約10個 |
小型バス | ~21席 | 65,000円~ | 約4個 |
マイクロバス | ~20席 | 65,000円~ | トランクルームなし |
貸切バス・タクシーで比較
貸切バスと貸切タクシーで料金を比較してみます。
最大乗車人数 | 利用時間 | 料金相場(1人あたり) | |
---|---|---|---|
貸切バス(大型) | 53名 | 6時間~ | 約1,700円~ |
貸切バス(マイクロ) | 20名 | 6時間~ | 約3,250円~ |
貸切ジャンボタクシー | 9名 | 3時間~ | 約2,650円~ |
貸切タクシーの最大乗車人数は運転手を除いて9名です。料金だけではなく、人数や状況によってどちらが適しているのか決めることも大切です。
貸切バスがおすすめ | タクシーがおすすめ |
---|---|
・利用者が10名以上 ・参列者に高齢者や体の不自由な方がいる ・時間や目的地、経由地が決まっている |
・利用者が9名以下 ・片道だけ利用する |
料金プランの例
葬儀で貸切バスを利用したときの料金プランを紹介します。
最寄り駅⇔葬儀場⇔最寄り駅
最寄駅と葬儀場の往復で利用した際の料金例です。
【出庫&点検】→【バス会社から最寄り駅までお迎え】→【出発】→【葬儀場】→【バス待機】→【出発】→【最寄り駅までお見送り】→【帰庫&点検】 | ||
出発地:都内の最寄り駅 | 目的地:都内葬儀場 | 経由地:なし |
乗車人数:20名 | 車種:マイクロバス | 距離:20km |
高速料金:なし | 合計時間:6時間 | 合計金額:190,000円 |
最寄り駅⇔葬儀場⇔火葬場⇔会食会場⇔最寄り駅
1日を通して貸切バスを利用した際の料金例です。
【出庫&点検】→【バス会社から最寄り駅までお迎え】→【出発】→【葬儀場】→【火葬場】→【会食会場】→【最寄り駅までお見送り】→【帰庫&点検】 | ||
出発:都内の最寄り駅 | 目的地:複数箇所 | 経由地:複数箇所 |
乗車人数:38名 | 車種:大型バス | 距離:80km |
高速料金:なし | 合計時間:10時間 | 合計金額:300,000円 |
貸切バスを手配する流れ
貸切バスを手配する流れを紹介します。貸切バスを手配する前に、葬儀場側でマイクロバスなどを手配してくれるか確認しましょう。自分でバスの手配が必要な場合は、次のステップで手配してください。
ステップ①見積もり依頼
まずは見積もり依頼をおこないます。当サイトでは、最短1分で見積もりが可能です。
乗車人数や、集合・解散場所、目的地などできるだけ詳しい情報を伝えるとスムーズです。車種によって乗車できる人数に上限があるため、最大の乗車人数を伝えてください。予約状況により、当日の車種変更ができない場合があるため注意が必要です。
ステップ②見積もり回答
問い合わせ内容に沿って、見積もりが送られてきます。回答が送られてきた段階では予約の完了はしていません。見積内容に納得できたら予約にすすみましょう。疑問点や要望などがある場合は、見積もり時点で問い合わせてください。
ステップ③予約
最適なバスが見つかったらすぐに予約しましょう。見積もり時点で空きがあっても、ほかの方の予約が入るとそちらが優先されてしまうので注意してください。
ステップ④支払い
貸切バスは全額前払いが基本です。期日までに支払いを済ませましょう。キャンセルに関する規定はバス会社によって異なるため必ず確認しておきましょう。
ステップ⑤出発
当日は時間厳守で行動しましょう。貸切バスに喪主が同乗しない場合、幹事を任せる方を事前に決めておかなければいけません。当日の乗車人数の点呼や、当日発生する料金(高速代・駐車場代など)の支払い、緊急時のドライバーとの連絡をお願いすることになるためです。
バスを利用する親族や親戚に依頼するのがよいでしょう。
よくある質問
遠方から参列する親族の送迎も可能ですか?
可能です。
経由地を複数設定して、順次参列者の方と待ち合わせすることも可能です。
葬儀の日程が直近です。急を要するのですが予約できますか?
当日の空車があれば対応可能となりますが、対応できないケースがほとんどですので、できる限りお早目にお問合せ下さい。
葬儀開始の何分前に到着時間を設定すればよいですか?
参列者によって到着時間は異なります。
まずは葬儀屋に相談して運行スケジュールを決めることをおすすめします。なるべく余裕をもったスケジュールを組むことが大切です。
マイクロバスを手配しピストン運行してもらうことは可能ですか?
お客様のご要望に合わせて運行可能です。
ただし、運転手の休憩時間確保が必要なため、ドライバー2名体制になる可能性もあります。その場合料金も大きく変動しますのでご注意下さい。
貸切バスを予約する時の注意事項
貸切バスを予約する時の注意点を3つ紹介します。
乗車人数によって適切な車種を選ぶ
葬儀でよく利用される車種はマイクロバスです。しかし、参列者が多い場合、1度に大人数が移動できる中型バスや大型バスが便利です。中型バスや大型バスは、マイクロバスと比較すると天井が高く、仮に長時間移動となっても疲れにくいのが特徴です。ピストン送迎が必要な場合は、中型バスや大型バスの利用がおすすめです。
集合場所や解散場所を集合しやすい場所に設定する
集合場所や解散場所は、参列者が集合しやすい場所に設定することをおすすめします。集合場所が不便な場所だと、かえって移動がしづらくなってしまいます。
また、故人が高齢の場合、参列者も高齢の方が多くなるでしょう。そのため、できるだけ歩く距離が長くならないようにした方が親切です。ただし、バスを停車できる場所は限られてしまうため、バス会社と相談しながら決めるのがおすすめです。
道路状況の影響を受ける場合がある
貸切バスは、基本的にスケジュール通りに運行しますが、道路状況によって時間が前後する場合があります。渋滞や、事故などが原因で交通規制がかけられることもあるでしょう。
当日の運行ルートや周辺道路の状況を確認し、余裕のあるスケジュールを組むことをおすすめします。当日予期せぬトラブルが発生したときの迂回ルートも相談しておくとよいでしょう。
葬儀や法事の際は貸切バスの利用が便利
葬儀や法事の際は、貸切バスの利用が便利です。全員がまとまって移動できるため、土地勘の無い場所でも迷う心配もありません。また、移動がラクになるので参列者に高齢者の方が多い場合でも安心して利用できます。
しかし、当たり前ですが葬儀の予定は事前に予測できないため、急を要する場合もあるでしょう。当サイトでは、最短1分でお見積もりが可能です。お急ぎの場合は、その旨も一緒にご相談ください。
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