大型バスを予約するには?人数や相場、予約の流れを解説!
公開日:2024年03月19日 2024年10月31日貸切バスには大型・中型・小型・マイクロバスの4種類ありますが、合宿・研修・社員旅行・大規模研修など大人数での長距離移動にオススメできるのが大型バスの貸切です。
しかし、事前に定員や積載量を調べておかないと、
「人数は適正だったけど合宿道具が載らなかった」
「スキースノボ道具が入らなかった」
「トイレ付きが当たり前だと思い参加者に周知していなかった」
などの失敗をしてしまうかもしれません。 本記事では、大型バスを予約する際の料金や定員、設備等を詳しく解説します。イベント成功のためにも、ご担当者様は是非チェックしてください!
貸切りできる大型バスとは?
定員 | 20人~最大60人 (正席45~49席/補助席6~11席) |
---|---|
トランク | 大きめのスーツケースが30~40個 |
サイズ | 全長:約10~12m/車幅:約2.5m/車高:約3.8m |
有料道路区分 | 特大車 |
設備 | ボトルクーラー、モニター、カラオケ、湯沸器、サロン席、客席テーブル、トランクルーム ※バス会社及び車種により異なる |
料金相場 | ¥102,000(税込)~ ※走行距離や貸切時間等で変動します |
様々な種類がある貸切バスの中でも、最大級のサイズを誇るのが大型バスです。有料道路区分も「特大車」に分類されており、最大50~60名程を乗せることができます。
大型バスの特徴
大型バスの最大のメリットは、貫通タイプのトランクルームが付いているため、荷物が多い場合でも安心して利用できる点にあります。
スポーツ合宿や大人数でのBBQ、大規模な社員研修等に適しており、特にスーツケースが必要となる宿泊を伴う旅行には最適と言えます。そんな大型バスについての特徴を、より詳しく解説します。
料金は税別です。
見積りで出される金額は、実際の請求金額と相違する可能性がございます。バス会社から集合場所、解散場所からバス会社までの回送料金は、回送往復距離:50km,回送往復時間:2時間と仮定しております。別途料金として、深夜早朝・有料道路・駐車場料金等もかかる場合がございます。
大型バスの種類
大型バスには大きく分けて4つの種類があります。まずは4種の概要を表にまとめました。
バスの種類 | ダブルデッカー | スーパーハイデッカー | 大型ハイデッカー | 大型一般車 |
---|---|---|---|---|
定員 | 49~72人 | 45~55人 | 45~51人 | 41~53人 |
サイズ | 車高:約3.8m 車幅:約2.5m 長さ:約12m |
車高:約3.8m 車幅:約2.5m 長さ:約12m |
車高:約3.5m 車幅:約2.5m 長さ:約12m |
車高:約2.9m 車幅:約2.5m 長さ:約12m |
貸切の可否 | △ ※観光バスとして利用、貸切会社はほぼ無し |
◯ | ◯ | △ 送迎バスや路線バスで利用、貸切会社はほぼ無し |
有料道路区分 | NEXCO:特大、阪神高速:大型 |
ダブルデッカー
ダブルデッカーの国内生産が2010年に終了しているためとても貴重であるとともに、貸切として提供しているバス会社はほとんどありません。
2階建ての大型車で、高い位置からの眺望を楽しむことができ、大型バスの中でも最大の席数を誇っています。現在も街中で見かけることはあると思いますが、貸切りではなくツアー用の観光バスです。
スーパーハイデッカー
スーパーハイデッカーは車高が高く、運転席が低いことが特徴です。窓も広く、高い車高からの景色を楽しむことができます。
エンジン等の駆動部と座席が離れているため、振動が少なく快適に過ごすことができます。大型ハイデッカーよりもハイグレードで豪華と言えます。
大型ハイデッカー
大型一般車よりデッキが高く、フロアの床下にある荷物室が広いため、トランク積載量が多いことが特徴です。
観光向けバスとして広く流通しています。
大型一般車
貸切バスではなく、路線バスやスクールバスなどに利用されている床面が低い大型バスです。
大型ハイデッカーと比べても、同程度の席数を誇っていますが、車高が低い分、床下スペースが狭いことが特徴です。
大型バスの定員
定員だけを見て大型バスの種類を選定するのは注意が必要です。何故なら補助席も入れて全席表記している場合があるためです。
補助席も利用しようとすると車内が狭く感じてしまうと共に、座り心地も正座席に比べると劣ってしまいます。特に長時間の移動を計画している場合は、補助席の利用はおすすめできません。
また、万が一トランクルームが満杯になってしまっても、ある程度は社内に持ち込むことが可能なため、できる限り正座席に収まるような定員で計画することが大切です。お申し込みをする前に座席レイアウトで確認すると良いでしょう。
座席レイアウト
座席のレイアウトはバス会社やメーカーによって異なるため、詳しくは各バス会社のHPをご確認ください。
ここでは東都観光バスの座席レイアウトをご紹介します。車種によって座席が異なるポイントは、補助席の数とサロン席の有無です。
サロン席対応の大型バスであれば、後部座席を回転させてコの字型のレイアウトにすることができます。サロン席を希望する場合は、予約時にサロン型を希望する旨をバス会社へ伝えましょう。中にはサロン席を作れない大型バスがあるので注意が必要です。
大型バスの設備
バス会社や車種によって異なりますが、おおよそ共通している設備についてご紹介します。
どうしても利用したい設備がある場合は、予約する前に必ずバス会社へ確認しましょう。バス会社のHPに紹介されていたとしても、希望する設備が搭載されていない車種になる可能性があります。
- 冷蔵庫:缶ビール40本程度収納可能
- モニターシステム:社内前方と中腹にある2画面でDVDの再生が可能です
- カラオケ:新しい車種であれば4500曲以上収録されています
- 湯沸器:お茶出しが可能です
- 大型トランクルーム:大型のキャリーケースが約30~40個収納可能です
- 後部サロン席:車種によっては座席後部をサロン型にすることができます
- 客席テーブル:全席客席テーブルを標準装備しています
大型バスに乗せることのできる荷物の量
スーツケースやキャリーケースの目安以外にも、ゴルフバックが約40個、スキー板/ボード約40セットが収納可能です。
各バス会社が所有する車種によって変わるので、お見積りの際に確認するといいでしょう。
大型バスを貸切るときの料金
貸切の料金については「借りる時間」と「走行距離」によって変動しますが、国土交通省によって下限が法律で定められています。
これは、バス会社が価格競争をした結果、安全性が欠如した運行をしてしまうことを防ぐために定められた法律です。どのように料金が設定されるか詳しく解説します。
料金設定方法
大型バスの貸切の料金については基本的に「出発地点とバス会社の距離」「目的地までの距離」「借りる時間」「車種」の4つの要素で見積もりが行われます。
また、各バス会社によってはシーズンや曜日によって料金を変えている会社もあります。 料金設定方法について詳しくはこちらのページをご覧ください。
当日費用
事前にバス会社へ支払う料金の他に、貸切バスの利用者自身が当日に支払う「当日費用」が発生するので注意が必要です。
有料道路及び高速道路料金
走行ルートの中に有料道路や高速道路が含まれる場合の料金です。高速道路の通行料金を事前に調べたい場合は、「どらぷら」や「ナビタイム」を利用し、通行区分を「特大車」に設定すれば簡単に調べることが可能です。
例えば、東名高速道路・横浜町田ICから御殿場ICまで 普通車なら1,980円のところ、大型バス(特大車)なら5,160円かかります。
駐車料金
宿泊先や立ち寄り先で駐車場を利用する際にかかる料金です。駐車料金は無料の場合もありますが、1回の駐車に付き3,000~3,500円のところが多いようです。
利用者自身で手配が必要な場合は、大型バス専用の駐車場を予約する必要があります。
目安となる料金
大型バスの貸切にかかる最低料金の相場は¥102,000(税込)~となっています。先述したように、走行距離や貸切時間によっても変動しますので、詳しくは見積もりをとってご確認ください。
大型バスに関するよくある質問
運転手無しでレンタルのみ行うことはできますか?
原則的に運転手無しのレンタルはできません。
道路運送法により車両のみのレンタルは禁止されています。ただしマイクロバスは法律上レンタル可能ですので、お手数ですがレンタカー会社をお探しの上ご相談下さい。
乗車人数ギリギリだと狭く感じますか?
補助席を使うと狭く感じやすいです。
補助席は正座席と比べて座り心地も劣り、狭く感じやすいです。荷物が想定より多かった場合も車内に持ち込めなくなるため、定員ギリギリはオススメしていません。
トイレ付きのバスは貸切り可能ですか?
基本的に難しいです。
トイレ付きの貸切バスを所有するバス会社はほとんどありません。また、手配できたとしても料金がかなり高くなります。トイレ休憩を多めに取ることは可能ですので、バス会社にご相談ください。
大型バスの貸切りは安全ですか?
各バス会社は安全に向けて定期的な点検作業を徹底しています。
ご不安な方は、依頼するバス会社が安全評価認定制度のセーフティバスかどうかご確認ください
大型バスにピッタリの利用シーン
日帰り・宿泊問わず、大人数での移動に適した大型バスは様々なシーンで活躍します。修学旅行で使われるイメージが多いですが、企業や学生に様々なシーンでオススメできます。
- 修学旅行/遠足
- サークル合宿/部活合宿
- 社員旅行/慰安旅行
- 結婚式/披露宴/二次会
- ゴルフ場
- 視察/研修
- スキー/スノボ
- BBQ/海水浴/キャンプ
各利用シーンでの詳細なプランはこちらをご覧ください。
まとめ
貸切の大型バスは、20名〜50名程度の長距離移動に最適と言えます。 修学旅行、社員旅行、サークルや部活動の合宿などにおすすめです。
ただし、 「荷物が入り切らなかった」 「当日費用を計算していなくて予算をオーバーしてしまった」 といった失敗を防ぐためにも、貸切の大型バスを予約する前に、 ある程度の知識を身につける必要があります。 お見積りは無料ですので、当サイトでお気軽にお申し込みください。
まずはお気軽にご相談ください!
人気記事一覧
マイクロバスを予約するには?人数や相場、予約の流れを解説!
修学旅行には貸切バスが最適!値段やプランを解説!
リフト付きバス(福祉バス)とは?特徴や貸切りの料金等を解説!
大型バスを予約するには?人数や相場、予約の流れを解説!
遠足には貸切バスが最適!値段やプランを解説!
中型バスを予約するには?人数や相場、予約の流れを解説!
結婚式の送迎には貸切バスがおすすめ!料金相場やプランも解説!
小型バスを予約するには?人数や相場、予約の流れを解説!
豪華仕様のVIPバスとは?予約する方法や特徴を解説!