大型貸切バスの定員は?レイアウトや選び方のポイントを紹介!
公開日:2024年09月27日 2024年11月07日大型貸切バスの定員は正席45〜49席、補助席6〜11席が一般的です。
定員数に余裕のある大型の貸切バスであれば
-
- 社員旅行や慰安旅行
- スキーやスノボ
- 修学旅行や遠足
- サークルや部活での合宿
など多くのシーンで快適に利用できます。
この記事では、大型貸切バスの手配を検討している方が安心して利用できるよう、大型貸切バスの定員と、レイアウトや荷物量に合わせた選び方などについて詳しく解説します。
大型バスの定員以外の特徴や設備、車種といった詳しい情報はこちらの記事で解説しております。
大型バスの定員は?
大型バスの定員は一般的に正座席45〜49席、補助席6〜11席が目安です(メーカーや仕様によって異なる)。もっとも多いパターンは、正座席45席と補助席8席の合計53人乗りです。大型バスは乗車人数が多いため、1人あたりの料金はマイクロバスよりも安くなることがあります。
たとえば、50人規模の社員旅行なら大型バス1台で移動できるため、一人当たりの料金はマイクロバスよりもお得に利用できるでしょう。修学旅行や部活動の遠征など、大人数で移動する際に適しています。
ただし、バスを選ぶ際は乗車人数だけでなく、荷物の量や移動距離、目的地の道路状況なども考慮する必要があります。
大型バスの利用を検討する場合は、見積もりを取ったバス会社に相談し、具体的な利用シーンを伝えましょう。予算や快適性も考慮しつつ、最適な車両を選ぶのが大切です。
料金は税別です。
見積りで出される金額は、実際の請求金額と相違する可能性がございます。バス会社から集合場所、解散場所からバス会社までの回送料金は、回送往復距離:50km,回送往復時間:2時間と仮定しております。別途料金として、深夜早朝・有料道路・駐車場料金等もかかる場合がございます。
最も多いのは49人乗りのバス
代表的な各バス会社が保有している大型バスの車種内訳を、各社のホームページを調査し、グラフにまとめました。
大型貸切バスの定員数でもっとも多いのは49人乗り(補助席も含まない)です。各社で幅広い規模のバスを提供していますが、45〜49人前後の席数が一般的です。
「60人乗りのバス」は補助席を含めたもの
「60人乗りのバスってあるの?」と質問をいただくことがありますが、結論から言うと、補助席を含めると存在します。
上記で述べた大型バスの車種のうち、「49人乗りバス」の場合は補助席を含めると最大で60名乗車可能です。ただし、バスの種類によっては49人乗りのバスであっても60名が乗車できない場合もあります。
また、バスの補助席は簡易に作られているため、人によっては長時間の移動がしんどいと感じるケースもあるでしょう。費用に余裕がある場合はバスを2台手配し、正座席に座れるよう配慮するのも一つの考えです。
「60人乗りバス」は存在するものの、補助席を含めた表記だと言うことを認識し、詳細はバス会社に相談するとよいでしょう。
補助席利用は乗車人数に含めて考える?
大型貸切バスの定員や乗車人数を考える際は、補助席を含めて検討しても問題ありません。
しかし、補助席は正座席よりも少し狭くなっており、長時間の移動には向いていません。短距離の移動や子供の利用におすすめです。大人のみの旅行シーンや快適な長距離移動を望む場合は、正座席のみで乗車人数を計画するとよいでしょう。
補助席の利用については事前にバス会社と相談し、移動ルートや時間帯に応じた適切な判断を行う必要があります。乗車人数に余裕を持たせれば、より快適な旅行を実現できます。
大型バスのレイアウト
具体例として、東都観光バスの座席レイアウトを見てみましょう。
車種によって異なるポイントは、主に補助席の数とサロン席(回転する座席)の有無です。
サロン席がないタイプの座席レイアウトは、片側2席ずつの1列4席が11列と、最後部の5席となっています。車種により補助席の数が異なるため、定員も変動します。
サロン席対応のタイプの座席レイアウトは、片側2席ずつの1列4席が10列と、最後部の5席となっており、回転シートが無い分1列多くなっています。
サロン席対応の大型バスであれば、後部座席を回転させてコの字型のレイアウトにできます。このレイアウトは団体での会議や交流の場として活用できるため、社員旅行などにおすすめです。
サロン席を希望する場合は、予約時にバス会社へその旨を伝えましょう。ただし、すべての大型バスがサロン席に対応しているわけではありません。レイアウトの詳細については、各バス会社に直接問い合わせてください。
バスを選ぶ際は荷物の量も考慮することが重要
移動や旅行でバスを選ぶ際は、荷物の量を考慮して選ぶようにしましょう。定員ギリギリの人数が乗車かつスーツケースを持参する人が多い場合、トランクスペースに荷物がすべて入りきらない可能性があるからです。
たとえば、30人乗りの中型バスを定員ぴったりの30名で利用する修学旅行を想定してみましょう。生徒全員がキャリーバッグを持参し、さらに手荷物が多い場合には、トランクスペースが不足する可能性は高くなります。
バスの座席スペースを荷物置き場として使用せざるを得なくなると、快適性が損なわれるおそれがあるでしょう。
そのため、バスを選ぶ際は参加者の人数だけでなく、荷物の種類や量に加え、移動中に必要となる備品も含めて総合的な判断が必要です。
予定の乗車人数からワンサイズ大きめがおすすめ
貸切バスを選ぶ際は、予定の乗車人数からワンサイズ大きめのバスを選択するのがおすすめです。座席とスペースに余裕があれば、人数がギリギリになっても収納スペースに悩まずに済みます。
たとえば、35人の団体旅行を計画している場合、45人乗り以上のバスを選択することで、荷物の収納スペースに余裕を持たせられます。また、急な参加者の増加にも対応しやすいでしょう。座席の間隔にゆとりができるため、長距離移動時の快適性も向上します。
ただし、必要以上に大きなバスを選ぶと、コストが増加したり狭い道路の走行に支障が出たりする可能性があります。そのため、旅行の目的や行き先、参加者の特性などを考慮し、適切なサイズのバスを選ぶことが大切です。
バス会社のアドバイスを参考にしながら、最適な車種選択を行いましょう。
オプションによって定員数はどう変わる?
大型貸切バスの定員数はオプションによって変動します。
座席レイアウトのご紹介でもありましたように、サロンバスの場合は後部座席を回転させてテーブルを設置するため、通常の座席配置よりも4名ほど減少します。
リフト付きバスの定員数は、車椅子4台と正座席29席、補助席6席の合計39人乗りが一般的です。車椅子スペースを確保するために正座席4席分のスペースを使用するため、座席数が少なくなります。
大型バスにおすすめのシーン
大型の貸切バスは多人数での移動に適しているため、以下のようなあらゆるシーンで活躍します。
- 社員旅行
- スキーやスノーボードツアー
- 修学旅行
- 合宿 など
社員旅行や慰安旅行では、大人数で一緒に移動することで、コミュニケーションを深める機会を作れます。
スキーやスノーボードツアーでは、大型バスの広いトランクスペースを活用して、スキー板やボードなどの大型荷物を効率的に収納できます。また、長距離移動中の快適性も確保できるため、到着時の疲労を軽減できます。
修学旅行や遠足では、クラス単位や学年単位での移動におすすめです。同じバスで移動することで、安全管理がしやすくスケジュール管理も容易になります。さらに車内でのレクリエーションなども楽しめるため、思い出作りにも最適です。
サークル合宿や部活合宿では、チームの一体感を高めながら移動できます。楽器や運動用具なども一緒に運べるため、合宿の準備も効率的に行えるでしょう。
大型の貸切バスは、団体移動や荷物が多いシーンでの利用に最適です。コストを抑えられるうえ、快適な空間で過ごせるため、旅行やイベントで大活躍します。
大型バス定員に関するよくある質問(Q&A)
Q.補助席にシートベルトは付いていますか?
基本的に付いているタイプがほとんどです。
貸切バスでは、道路交通法によりシートベルト着用義務があります。一部、補助席にシートベルトが付いていない古いタイプのバスを提供しているバス会社もありますが、基本的に着用義務があることをご了承下さい。
Q.大型バスと中型・小型バスの定員数の違いは?
詳しくは以下の表を参考にしてください。
バスの種類 | 大型 | 中型 | 小型 | マイクロ |
---|---|---|---|---|
正座席数 | ~45席 | ~27席 | ~25席 | ~21席 |
補助席 | ~6席 | 無し | 無し | ~7席 |
荷物の数 | スーツケース36個 | スーツケース15個 | スーツケース4個 | トランクルーム無し |
全長 | 約10~12m | 約9m | 約7m | 約7m |
有料道路区分 | 特大車 | 大型車 | 中型車 | 中型車 |
料金相場 (満員時1人当たり) |
約102,000円〜 (約1,925円/1人) |
約90,000円〜 (約3,400円/1人) |
約75,000円〜 (約3,000円/1人) |
約64,000円〜 (約2,400円/1人) |
Q.トランクルームの具体的な大きさが知りたいです
車種により異なります。
バス会社及び車種によって異なりますが、目安は次の通りです。縦:1.2m、横:2.3m、高さ:0.9m
Q.乗車人数ギリギリだと狭く感じますか?
補助席を使うと狭く感じやすいです。
補助席は正座席と比べて座り心地も劣り、狭く感じやすいです。荷物が想定より多かった場合も車内に持ち込めなくなるため、定員ギリギリはオススメしていません。
Q.充電用のコンセント・USBはありますか?
ほとんどのバス会社は対応していません。
各座席にコンセントやUSBポートがある車種は高速バスでよく見られますが、貸切バスでは普及していないため、モバイルバッテリー等のご準備をお願いします。詳しくはバス会社へ直接ご相談下さい。
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