マイクロバスを予約するには?人数や相場、予約の流れを解説!
公開日:2024年03月21日 2024年10月31日写真提供:いすゞ自動車株式会社
「マイクロバスを借りるにはいくらかかるのだろう?」
「マイクロバスにはどんなメリットがあるのか?」
「マイクロバスを借りるときの注意点は?」
マイクロバスの貸切りを検討しているものの、わからないことも多いのではないでしょうか。
マイクロバスなら、電車のように乗り換えもなく集合場所から現地までスムーズに移動できます。また、貸切りのため移動中も人目が気になりません。
本記事では、マイクロバスに乗れる人数や料金、トランクの有無などについて解説しています。車体の大きさが近い小型バスとの比較もしているため、マイクロバスの貸切りについての疑問を解消します!
貸切バスの利用を検討されている方は是非ご覧ください。
貸切りできるマイクロバスとは?
写真提供:いすゞ自動車株式会社
マイクロバスは貸切バスの中で最も小さいサイズのバスです。小型であるため比較的料金を抑えられます。
貸切り料金の相場 | ¥64,000(税込)~ |
---|---|
車体サイズ | ・長さ約7.0m ・車幅約2.1m ・車高約2.6〜2.8m |
定員(席数)18〜29名 | 有料道路区分中型車 |
トランク積載量 | トランクルーム無し (一部の車種は車体後部に若干のスペースあり) |
設備はシンプルな場合が多く、トランクスペースもほとんどありません。
一般的なミニバンのように車体後方に荷室を備えております。日帰り旅行や企業研修、合宿の送迎用などによく利用されます。
マイクロバスの特徴
マイクロバスが他の貸切バスと違う特徴は、小さなボディサイズになるべく人が多く乗れるように、積載スペースや設備は最低限であることです。
料金は税別です。
見積りで出される金額は、実際の請求金額と相違する可能性がございます。バス会社から集合場所、解散場所からバス会社までの回送料金は、回送往復距離:50km,回送往復時間:2時間と仮定しております。別途料金として、深夜早朝・有料道路・駐車場料金等もかかる場合がございます。
マイクロバスの定員
マイクロバスの定員は29名程です。貸切りできるマイクロバスの多くは正座席18〜21名で、補助席も使うと27名程度の定員となります。
また、車体後部にトランクスペースを確保する代わりに、正座席を13名程度まで少なくするなどのバリエーションがあります。
座席レイアウト
座席レイアウトは、通路をはさんで運転席側に2座席が6列、通路左側には1座席で5列、最後部座席は4座がスタンダードです。
通路をはさんで右側が2座席、左側が1座席であるため、通路が左寄りであることが大型・中型・小型のバスと違います。車体最後部に広めのトランクスペースを確保してあるタイプでは、4座の最後部座席がありません。
通路部分に補助席が設置してある場合が多く、5〜6席程度の補助席が設置されています。
ただし、補助席のシートは、折りたたみ式で簡易的です。古いタイプの補助席では、シートベルトが無い場合があります。特に運行ルートに高速道路が含まれる場合は、シートベルトが無い補助席は使えないことがあります。バス会社を予約するときに問い合わせてみましょう。
マイクロバスと小型バスの違い
マイクロバスと小型バスは、サイズはほぼ同じですが、座席などの仕様に違いがあります。
バスの種類 | サイズ | 座席数 | 設備 | 床下トランク |
---|---|---|---|---|
マイクロバス | ・長さ約7.0m ・車幅約2.1m ・車高約2.6〜2.8m |
18〜29名 | ・カラオケ ・冷蔵庫 ・モニターシステム ただし、バス会社による |
無し |
小型バス | ・長さ約7.0m ・車幅約2.0~2.3m ・車高:約3.0~3.3m |
21〜25名 | ・カラオケ ・冷蔵庫 ・湯沸器 ・モニターシステム |
あり |
マイクロバスは、補助席を含め座席数を多めにとっているため、乗用車ではまかなえない人数を近距離で移動させるのに向いているでしょう。
多くの座席数を確保するため、小型バスと比べ座席の間隔がせまく、荷物置き場もほとんどありません。
小型バスは、座席間隔が広めでシートも厚めなため、ゆったりと乗れます。床下トランクルームがあるため、マイクロバスよりも荷物は積めるでしょう。
マイクロバスの設備
マイクロバスは、設備を充実させた観光仕様と、送迎を目的とした設備のシンプルなタイプなどさまざまです。
観光仕様では、カラオケやモニターシステム、冷蔵庫など小型バスと変わらない設備のマイクロバスもあります。
マイクロバスのメリット
マイクロバスには、以下のようなメリットがあります。
メリット①料金を抑えられる
マイクロバスは、サイズが小さいため貸切り料金が抑えられます。また、駐車場や有料・高速道路の料金が抑えられる点もメリットです。大型バスの場合、公道で停車できる場所が限られるだけでなく、大型専用駐車場が必要なケースもあります。
座席数の多いマイクロバスを利用すれば、一人当たりの料金が抑えられます。そのため、とにかく予算を抑えて移動がしたい場合にはおすすめです。
メリット②小型バスより探しやすい
マイクロバスは、小型バスよりも借りられるバス会社が多いことがメリットです。小型バスは2007年以降、製造されていません。
そのため、小型バスは台数が減る一方で借りにくい状況です。マイクロバスは、現在も製造されているため台数は多く、小型バスより探しやすいといえます。
また、マイクロバスが2台以上必要になりそうなら、中型バスを候補に含めれば選択肢が広がるでしょう。
メリット③狭い道路を通行できる
マイクロバスは、サイズが小さいため狭い道路も通行できることがメリットです。住宅地や学校周辺など道幅の狭い道路では、通行できる車両が制限されている場合があります。
そのような道路でも、マイクロバスなら通行可能な場合があるため遠回りせずにすむでしょう。
マイクロバスを貸切るときの料金
申し込みにかかる費用と、当日かかる料金をそれぞれ解説します。
料金設定方法
マイクロバスの貸切りには以下の料金が含まれます。
- マイクロバス貸切り代(車両)
- 運転手の人件費
- 燃料代(ガソリン代)
- 事故が起きた場合の保険代(損害賠償責任保険)
マイクロバス貸切り代は、貸し出し時間と走行距離の両方で算出します。しかし以下の要素で料金の変動や追加料金があるため注意しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
時期による料金の変動 | 繁忙期には貸し出し料金が高くなる傾向 (とくにゴールデンウィーク時期) 7月下旬~11月 |
曜日による料金の設定 | 土・日・祭日は20〜30%ほど高くなる傾向 |
出発地による違い | 東京、大阪、名古屋など都市部から出発する場合、高くなる傾向 |
オプション設定による追加 | ・バスガイドや運転手など乗務員の増員 ・設備の追加 ・早朝 /深夜走行 |
バス会社によっても料金が異なるため、必ず見積もりを依頼しましょう。
当日費用
バスの貸し出し以外にも、当日に料金がかかることがあります。事前に必要な料金を確認し、予算を組んでおきましょう。
有料道路及び高速道路料金
有料道路や高速道路を使用した場合、当日料金がかかります。マイクロバスの料金区分は「中型車」です。
マイクロバスは、料金区分の「マイクロバス、小型バス、ミニバス(車両総重量8t未満、乗車定員数11人以上29人以下)」に該当します。
駐車料金
無料駐車場が見つからない場合、有料駐車場を利用することになるでしょう。料金相場は、3時間くらいの利用で、1回1,500円〜3,000円程度です。
1日で1,500〜10,000円程度の最大料金を設定している駐車場もあります。駐車料金は、場所により料金に大きな開きがあるため、事前に確認しておきましょう。
マイクロバスは、貸切バスの中で最も小さいですが、バス用の駐車場が必要です。乗用車のように簡単に駐車場が見つかるとは限りません。
ただし、乗用車用駐車場しかない場合でも事前に相談することで、乗用車数台分の駐車スペースを借りられることもあるようです。
そのため、駐車場は事前に探しておき、可能なら予約しておくと当日慌てなくてすむでしょう。
目安となる料金
目安となる料金は、1日あたり65,000円(税込)〜78,000円(税込)です。前述の通り、借りる時期や曜日などの条件により料金が変わります。
そのため、気になるバス会社があったらまずは希望の条件でいくらになるのか見積もりを依頼しましょう。
当サイトでも、料金シミュレーターがありますので是非ご参考にしてください。
マイクロバスを借りる際の注意点
マイクロバスを借りるときの注意点を解説します。当日トラブルとならないように確認しておきましょう。
注意事項①座席数の確認
マイクロバスを借りるときには、座席数を必ず確認しましょう。バス会社によって座席数やレイアウトが違うことがあるためです。
最大定員だけでなく、正座席数や補助席数をしっかり確認することが大切です。正座席に比べて座り心地が劣る補助席を使う場合、長時間の乗車が体への負担となる場合があります。
注意事項②荷物はすべて積めるか
当日持っていく荷物が、すべてマイクロバスに積みきれるか事前に確認しましょう。マイクロバスには、観光バスに設置されているような床下のトランクルームがありません。
乗車定員をオーバーしていなくても、荷物が載せきれない場合があります。定員に対し乗車人数が少なければ、座席を荷物置き場にもできます。
注意事項③設備の確認
借りたいマイクロバスに、希望の設備があるかを確認しておきましょう。
マイクロバスには送迎目的で使うタイプのバスがあります。送迎目的で使うマイクロバスには冷蔵庫やカラオケなどの設備が無いかもしれません。
また、車内で音楽を流したい場合、著作権の問題によりバス会社が用意した音源しか流せない場合があります。
当日困ることがないように、マイクロバスを借りる際には希望する設備がついているかを事前に確認することが大切です。
マイクロバスに関するよくある質問
少人数の旅行を考えていますが、長時間の乗車でも疲れませんか?
基本的にマイクロバスは短距離・短時間の送迎に向いており、長時間の乗車は疲れる可能性は高いと言えます。ただし、座席がリッチなプレミアムシート仕様のマイクロバスも中にはありますので、バス会社へ直接ご相談ください。
自分たちで運転するので車両だけ借りることは可能ですか?
道路運送法により中型以上の車両のみのレンタルは禁止されています。ただしマイクロバスは法律上レンタル可能です。貸切バス会社ではなく、レンタカー会社をお探しの上ご相談下さい。
マイクロバスを数台借りるのと大型バス1台借りるのではどちらが良いでしょうか?
基本的に大型バス1台の方が安く抑えられます。複数のバスを手配すると運転手の人件費がかかるため割高になります。どうしても気になる場合は、依頼する予定のバス会社に直接ご相談下さい。
接待旅行を企画しており貸切バスを利用したいがマイクロバスでも取引先をもてなせるか?
十分なおもてなしは可能と言えます。ただし、大型・中型バスの方がゆったり座れる上に、後部座席をサロンタイプにすれば歓談をより楽しむことができます。おもてなしが重要事項であれば、大型バスや中型バスがおすすめです。
マイクロバスにピッタリの利用シーン
マイクロバスは、サイズのわりに多くの人が乗れるため、近距離で人を移動させるのに適しています。
たとえば冠婚葬祭やパーティーなどの会場から空港や最寄り駅への送迎によいでしょう。補助席も活用すれば、一度により多くの人を送迎できます。
また、企業研修や視察、合宿などで現地までの送迎に利用すれば、電車のように乗り換えもなくスムーズです。
あるいは、荷物が少なければ、日帰りもしくは1泊など近場の旅行を楽しめるでしょう。
まとめ
マイクロバスは、貸切バスの中で最もサイズが小さく比較的費用を抑えられるため、少人数の利用におすすめです。
長距離の旅行で使う場合や荷物が多い場合には、設備が充実してゆったり乗れる小型バスや中型バスがよいでしょう。
当サイトでは、さまざまな貸切バスを紹介しており料金シミュレーターなら最短10秒で貸切り料金がわかります。最適なバス選びにぜひ当サイトをご参考にしてください。
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