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小型バスを予約するには?料金や特徴を解説!

公開日:2024年03月19日 2024年06月17日 小型バスを予約するには?料金や特徴を解説!

写真提供:日野自動車株式会社

「貸切バスを借りたいがどのようなバスを選べば良いかわからない」
「小型バスの貸切りはどれくらい費用がかかるのか?」
「小型バスのメリットは?」
貸切バスを利用したいけど、自分の目的にあったバスがわからないとお困りではないでしょうか。貸切バスと聞いて一番最初に想像するのは大型バスだと思いますが、実は小型のバスも貸切りで利用できます。

当記事では、小型バスの料金や座席数などを解説しています。借りる際の注意点やよくある質問なども紹介していますので、貸切バスを適切に活用するためにも是非ご参考にしてください。

貸切りできる小型バスとは?


写真提供:日野自動車株式会社

貸切料金の相場 ¥75,000(税込)〜
車体サイズ 全長:約7.0m 車幅:約2.0~2.3m 車高:約3.0~3.3m
定員(席数) 21〜25名
有料道路区分 中型車
トランク積載量 キャリーケース約4個

小型バスは大型バスと比較して車幅は0.4mくらいの違いしかありませんが、全長は約4mも短いです。小型バスは、大型バスと同様の設備なので観光にも最適といえます。

しかし小型バスは、2007年までにすべてのメーカーで製造終了しています。つまり最新の小型バスでもすでに十数年経過しており、新車の小型バスは存在しません。 そのため小型バスの台数は減少しており、貸切できるバス会社もほとんど無いのが現状です。

また、メンテナンスにより走行に支障は無いものの、やや年代を感じるかもしれません。 基本的に貸切バスの利用には、運転手が含まれます。レンタルすることも可能ですが、車両のみレンタルできる小型バスは全国で数社のみとなっており、借りるのは難しいでしょう。

また、小型バスの運転には中型免許(8トン限定は不可)、もしくは大型免許が必要です。安全面を考慮するとやはり、運転手付きで貸切ることをおすすめします。ちなみに大型・中型バスは法律上、レンタルすることは禁止されています。

小型バスの特徴

小型バスの定員や座席レイアウト、マイクロバスとの違いを以下に解説します。

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小型バスの定員

小型バスの定員は21〜25名です。多くは25座席ですが、より広々と座れる21席のタイプがあったりバス会社によって様々です。

座席レイアウト

25座席のタイプでは、通路を挟んで両側に2座が5列、最後部は5座席です。
25座席タイプの中でもサロン付きバスであれば、後方の1列を向い合わせることでコの字型にすることができます。
サロン付きバスでは、中央にテーブルの設置が可能な場合が多く便利です。

21座席タイプでは、通路を挟んで両側に2座席が4列、最後部で5座席となります。
21座席の方が、25座席タイプよりも座席が1列少ないため、座席の間隔が広くゆったり座れるでしょう。

どちらのタイプもまれに、最後部の座席も4座席のタイプがあり、この場合、定員が1名少なくなります。小型バスのシートは観光仕様のため、リクライニングできる厚めのものが多いです。

小型バスとマイクロバスの違い

サイズや定員が似ているマイクロバスと小型バスの違いを解説します。サイズの違いは表の通りです。

車種 全長 全幅 車高 乗車定員
小型バス 7.0m 2.3m 3.3m 21〜25名
マイクロバス 7.0m 2.1m 2.8m 18〜29名

小型バスの設備


写真提供:日野自動車株式会社

小型バスには、主に以下のような設備があります。

  • カラオケ
  • 冷蔵庫
  • 湯沸器
  • モニターシステム
  • トランクルーム

小型バスの設備は、中・大型バスと変わらないといえます。ただし、トランクルームに積める量の目安は、キャリーケースで3〜4個程度と中・大型より少ないです。

小型バスのメリット

小型バスのメリットを以下に解説します。ご希望の用途にメリットがあれば小型バスを候補に加えるのも良いでしょう。

メリット①マイクロバスより荷物が積める

小型バスは小さめながらトランクルームを備えています。とくに、貫通式のトランクルームであればスペースを広く取れるため、キャリーケース4個分くらいのスペースの確保が可能です。

ただし、貫通式のトランクルームを備えた小型バスは希少で、ほとんどは積載量の限られる片側式となります。 また、小型バスには長尺物の収納は難しいかもしれません。その場合は中型バス以上のサイズを選択する必要があります。

メリット②運行ルートや停車位置の選択肢が広がる

交通規制などで、大型バスの通行が制限されている場合でも、小型バスでは通行できる場合があります。そのため、回り道をせず最短ルートで目的地までの運行が可能です。

また、大型バスでは駐車場から目的地までだいぶ歩くような場所でも、小型バスなら目的地までバスで行ける可能性があります。

メリット③駐車料金が安い

小型バスは、大型・中型バスよりも駐車場を選びやすいこともメリットです。また、駐車場料金も安くなることがあります。

小型バスを貸切るときの料金

小型バスの貸切料金には以下が含まれます。

  • 小型バス(車両)貸切り代
  • 運転手の人件費
  • 燃料代(ガソリン代)
  • 事故発生時の保険代(損害賠償責任保険)

基本料金の計算は、時間制運賃とキロ制運賃の合計となります。

時間制運賃は、貸し出し時間に出庫前点検と帰庫後点検にかかる2時間を足した時間に、時間単価をかけたものです。

貸し出し時間は最低3時間以上、つまり点検時間を足した5時間以上からの計算が基本となります。そのため、2時間だけ借りたい場合でも最低5時間分の料金がかかることになります。

貸し出し時間は、走っている時間だけでなく回送や休憩、待機にかかる時間など、車庫を出発してから戻るまでの時間も含まれます。 キロ制運賃は、走行距離に距離単価をかけて算出します。

繁忙期や週末など、需要のある時期には単価が高くなる傾向です。また、前日夜から出発するなど22時〜5時の時間帯に走行する場合、深夜・早朝料金が加算されます。

料金設定方法

小型バスの貸切の料金については基本的に「出発地点とバス会社の距離」「目的地までの距離」「借りる時間」「車種」の4つの要素で見積もりが行われます。また、各バス会社によってはシーズンや曜日によって料金を変えている会社もあります。

当日費用

小型バスを貸切した場合には前述の貸切料金以外に当日、以下の料金がかかる場合があります。

  • 有料道路及び高速道路料金
  • 駐車料金

これらの料金を事前に調べておけば、当日慌てることはないでしょう。

有料道路及び高速道路料金

小型バスの有料道路及び高速道路料金の区分は「中型車」(車両総重量8t未満、乗車定員11人以上29人以下)です。

小型バスという名称ですが、料金区分は普通車ではなく「中型車」になります。

駐車料金

無料駐車場が無ければ、有料駐車場を利用することになるでしょう。駐車料金は、おおむね1回で1,500円〜3,000円くらいです。

小型バスは、大型・中型バスより駐車場を探しやすいとはいえ、駐車場の有無は事前に確認しておきましょう。

バス会社によっては利用者自身に駐車場の予約をお願いしておりますので、ご注意下さい。

目安となる料金

小型バスの料金目安は、1日53,000円(税込)〜です。週末では1日58,000円(税込)〜となり、需要期には、さらにそれぞれ2,000円(税込)〜3,000円(税込)程度高くなります。

バス料金は、国土交通省が2023年8月25日に公示した「新公示運賃額」で下限金額が決められています。そのため、極端に安い料金で借りられることは無いと考えて良いでしょう。

新公示運賃額は運輸局によって違うため、バスの貸し出し地域により料金に影響します。

参照:国土交通省「公示運賃の見直しについて

上記の料金目安ように料金はバス会社により違うため、まずは無料で気になるバス会社があったら見積もりを依頼してみましょう。最短10秒で結果が出る料金シミュレーションで大体の金額を把握することもできます。

小型バスを予約する際の注意点

小型バスを借りる際の注意点を以下に解説します。いずれも重要事項であるため、利用計画にあわせ早めに確認しましょう。

注意事項①小型バスを所有しているか確認する

利用したいバス会社で、小型バスの貸し出しができることを確認しましょう。前述の通り2007年以降、小型バスは製造されていません。

すでに最終の製造から十数年経過しているため、小型バスの取り扱いは少ない状況です。また、貸し出しをしていても予約でいっぱいの場合もあります。 そのため、小型バスの貸し出しが可能であるかをまず、確認しましょう。 小型バスをご希望の場合は、当サイトのお見積りフォームで「小型バス」を選択してください。

注意事項②荷物が積み切れるか確認する

バスに荷物がすべて積めるかを確認することは重要です。荷物が各自の手荷物だけなら問題無いでしょう。

しかし、荷物が多い場合は小型バスでは荷物が積みきれないことが考えられます。たとえば部活の合宿やスキー・ゴルフなど、荷物が大きい場合です。 小型バスのトランクルームは決して広いとはいえません。とくに、荷物が長尺物である場合などは注意が必要です。

注意事項③信頼できるバス会社であるか

信頼できるバス会社であることも重要です。小型バスは、すべてが低年式車両となります。

安全な走行には十分な整備が必要であり、そのためには信頼できるバス会社であることが重要です。 バス会社の信頼性を判断する指標の一つとして「貸切バス事業者安全性評価認定制度」があります。

同認定制度は、公益社団法人「日本バス協会」が認定する、貸切バス事業者の安全性や安全確保に向けた評価認定制度です。 認定事業者は、国土交通省並びに日本バス協会のホームページに公表されています。

参照:日本バス協会「認定制度について

小型バスに関するよくある質問

小型バスに関するよくある質問をまとめました。

トイレ付きの小型バスはありますか?

トイレ付きの貸切バスを所有するバス会社はほとんどありません。
また、手配できたとしても料金がかなり高くなります。トイレ休憩を多めに取ることは可能ですので、バス会社にご相談ください。

小型バスは設備も古いですか?

2007年以降に新型の小型バスが開発されていないため、設備を古く感じるかもしれません。
ご心配であれば、設備についてバス会社へご相談ください。

荷物が多いときは通路に置いてもいいですか?

基本的には、安全上の理由により通路に荷物を置くことはご遠慮頂いております。
バス会社によって対応は異なるため、事前にご相談ください。

小型バスの貸切りは安全ですか?

小型バスも安全と言えます。
バス会社によって定期的な点検作業が徹底されているため、製造が古くても安全と言えます。ご不安な方は、小型バスを所有しているバス会社がセーフティバスかどうかご確認下さい。

小型バスにピッタリの利用シーン

小型バスの利用は、こんなシーンにぴったりです。

  • 荷物の少ない少人数の旅行
  • 送迎用として
  • 街中などの観光

大きな荷物がなければ旅行にもおすすめです。とくに街中など、混み入ったエリアでは車体の小ささを活かせるでしょう。

パーティーや式典などの会場と、集合場所との送迎などにもおすすめです。

まとめ

小型バスは、大型バスに劣らない設備を備え少人数の利用に適した貸切バスです。ただし、新しい小型バスは製造されていないため、台数が少なく一部のバス会社でしか利用できません。

現在では、より大きなトランクスペースが確保できる中型・大型バスが広く利用されています。そちらも候補に含めご検討ください。 当サイトでは、無料で見積もり・相談できます。是非お気軽にお問い合わせください。

 

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