小型の貸切バスの定員や特徴を徹底解説!用途に合わせた最適な選び方も解説
公開日:2024年09月27日 2024年10月31日小型貸切バスの定員は正席21~25席、補助席5〜7席が一般的です。
貸切のバスにも定員数を知らないまま予約すると、全員乗車できなかったり荷物を運べなかったりするなど、トラブルを引き起こす可能性があります。
この記事では、小型バスの定員や特徴などを解説します。予約時の注意点にも触れているので、小型貸切バスの予約を検討している方はぜひ最後までご覧ください。
小型バスの定員以外の特徴や設備、車種など詳しい情報はこちらの記事で解説しております。
小型バスの定員は?
写真提供:日野自動車株式会社
小型バスの定員は21~25人程度です。大人数での移動でも十分な余裕があるため、会社の工場視察や観光などの用途に適しています。ただし、小型バスについて注意点が3つあります。
- 補助席がないため定員以上の乗車はできない
- 各バスメーカーが製造を終了しており、車両が古い可能性がある
- 保有している会社が少なく、予約は早めの手配が必要
小型バスを利用する際は、人数に間違いがないか確認し、できるだけ早めに予約するようにしましょう。また、バス会社は事故を防ぐため点検作業を徹底していますが、万が一に備えて保険や保証等への加入をおすすめします。
最適なバスを選ぶためには、バス会社に相談して見積もりを出してもらいましょう。見積もりをすると、具体的な利用内容や参加人数に合わせて最適なサイズのバスを提案してくれます。
料金は税別です。
見積りで出される金額は、実際の請求金額と相違する可能性がございます。バス会社から集合場所、解散場所からバス会社までの回送料金は、回送往復距離:50km,回送往復時間:2時間と仮定しております。別途料金として、深夜早朝・有料道路・駐車場料金等もかかる場合がございます。
最も多いのは21人乗りのバス
貸切の小型バスを運営する会社10社を調査した結果を、以下の表にまとめました。
バス会社によって小型バスの車種は違いますが、21人乗り~28人乗りという結果になりました。
合計の定員数には補助席が含まれており、トランクの有無は会社によって記載が異なります。
そのため、荷物が多い場合や補助席に不安がある場合は、バス会社に問い合わせるようにしましょう。状況によっては、バスの大きさの変更が必要になるケースもあります。
小型バスのレイアウト
小型バスの座席配置には主に25座席タイプと21座席タイプがあります。このレイアウトは25席タイプのものです。21席タイプとの違いは以下の表の通りです。
座席タイプ | 配列 | 特徴 |
---|---|---|
25座席 タイプ |
通路を挟んで両側に2座席が5列あり、最後部に5座席。 | サロン付きの場合 ・後方1列を向かい合わせにしてコの字型にできる ・中央にテーブルを設置可能な場合が多い |
21座席 タイプ |
通路を挟んで両側に2座席が4列あり、最後部に5座席 | 25座席タイプより座席が1列少ないため、座席間隔に余裕がある |
両タイプとも最後部の座席が5席ではなく4席になっているものがあります。この場合、バスの定員は1名少なくなります。21座席タイプは25座席タイプよりも1列少ないため、ゆとりを持って座れるでしょう。
バスを選ぶ際は荷物の量も考慮することが重要
バスを借りる際は利用する人数だけでなく、荷物の量も考慮しましょう。バスによってはトランクがついていないケースや、ついていても積載量が少ないことがあるからです。荷物が多い社員旅行や研修など、利用用途によっては、小型バスでは荷物が入らない場合もあります。
荷物が多い場合、バス会社に相談してワンサイズ大きめのバスを利用するのがおすすめです。
小型バスとマイクロバスの違い
小型バスとマイクロバスは、大きさと定員数が異なります。以下の表を参照ください。
車種 | 全長 | 全幅 | 車高 | 乗車定員 |
---|---|---|---|---|
小型バス | 7.0m | 2.3m | 3.3m | 21〜25名 |
マイクロバス | 7.0m | 2.1m | 2.8m | 18〜29名 |
小型バスは小さめながらトランクがあるケースが大半です。とくに、座席とトランクが一体となっている貫通式タイプは広く取れるため、キャリーケース約4個分の収納が可能です。
貫通式のトランクを備えた小型バスは希少で、利用できるバス会社は限られます。予約ができない場合は、中型バス以上のサイズを選択する必要があります。
一方で、結婚式会場への移動などでよく使われるマイクロバスは、中型自動車に分類されるバスです。小型バスより利用料金がリーズナブルですが、マイクロバスはトランクルームが無い点に注意が必要です。
バス会社によっては、「小型マイクロバス」といった名称のバスも存在します。定員の人数とトランクルームの有無が異なる場合があるため、予約前に必ず確認しましょう。
バスだけのレンタルはできる?
バスだけのレンタルは可能ですが、小型バスの運転には中型免許(8t限定なし)か大型免許が必須です。免許を保有していてもバスの運転に慣れていない場合、安全面に不安が残ってしまいます。また、小型バスには走行可能な道路や駐車場に制限があるため、事前に交通規制や利用できる駐車場を調べておく必要があります。
また、道路運送法第52条の「自家用自動車有償貸渡しの許可基準」よりレンタカー会社でレンタルできるのは「自家用」と「小型マイクロバス」までとなっています。貸切バス会社から小型バスをレンタルすることはできませんし、小型バスを貸し出しているレンタカー会社もごくわずかです。中型バスより大きいサイズのバスは運転手なしでレンタルはできません。
そのため小型バスの運転はプロに任せるのが賢明です。小型バスのレンタル料金には運転手1名分の費用が含まれているケースがほとんどなので、特別な事情がない限り運転手付きで貸切バスを利用しましょう。
小型バスを持っているバス会社は少ない
現在、小型バスの製造は完全に終了しているため、取り扱っている会社が減っています。代表的な小型バスは以下の3つです。
- 日野自動車「メルファー7」
- 三菱ふそう「エアロミディMJ」
- 日産ディーゼル工業(現UDトラックス)「スペースランナー7」
「スペースランナー7」は1999年に製造終了となり、「メルファ7」は2004年、「エアロミディ」は2007年と、どれも製造から20年近く経っています。希少性が高いため、小型バスを借りる際は早めの予約を心掛けましょう。
小型バスにおすすめのシーン
小型バスは以下のような目的で利用できる便利な交通手段です。
- 合宿
- 社員旅行
- 遠足
- 結婚式の送迎 など
<合宿>
小型バスは、少人数での合宿に最適です。21〜25名程度のグループでの移動に適しており、荷物スペースも十分にあります。例えば、ゼミ合宿や小規模なスポーツチームの合宿などで利用できます。
<社員旅行>
中小企業や部署での社員旅行に小型バスは適しています。21〜25名程度であれば、全員が一緒に移動でき、コミュニケーションを促進する機会にもなります。
<遠足>
幼稚園や小学校低学年のクラス単位の遠足に小型バスは最適です。教師が子どもたちの安全を確認しやすい規模です。また、小型バスは狭い道路や駐車場にも入りやすいため、様々な目的地への移動ができます。
<結婚式の送迎>
結婚式や、遠方からの限られたゲストの送迎に小型バスは便利です。駅や空港から式場までの移動、二次会会場への移動にも適しています。
小型バスは大型バスほどの圧迫感がなく、かつ複数の乗用車よりも効率的に移動が可能なため、上記のようにさまざまな場面で活躍します。
小型バスを借りる際は、人数や荷物の量、移動距離、目的地の特性などを考慮しましょう。また、予算や快適性のバランスも重要です。これらの要素を検討し、目的に合った最適な小型バスを選ぶとよいでしょう。
小型バス定員に関するよくある質問(Q&A)
Q.何名から利用できますか?
1名からでも貸し切れます。
1名から定員以内であれば貸し切れます。バスの種類によって様々な人数に対応可能ですが、定員を超えた場合は車種や台数変更が必要になります。
Q.トイレ付きの小型バスは手配できますか?
基本的に手配できません。
トイレ付きの貸切バスを所有するバス会社はほとんどありません。また、手配できたとしても料金がかなり高くなります。トイレ休憩を多めに取ることは可能ですので、バス会社にご相談ください。
Q.小型バスを貸切る際、ドライバーも含めて定員にカウントされますか?
カウントされません。
本記事でご紹介した小型バスの定員の情報は、全てドライバーを含めていない人数でご紹介しています。詳しくは座席レイアウトを再度ご確認ください。
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