バスでWi-Fiは使用できる?フリーWi-Fiを使用できるバスの種類や注意点を解説
公開日:2024年11月29日 2024年12月06日貸切バスでフリー(無料)Wi-Fiは利用できる?
貸切バスでWi-Fiは利用可能です。ただし、全てのバス会社がWi-Fiを導入しているわけではないので注意が必要です。近年では、インバウンド(海外からの観光客)需要が年々増加するとともに、バス車内でWi-Fiを使いたいニーズは高まっています。それ以前は、Wi-Fiを導入している貸切バスは少なかったこともあり、現在もWi-Fiの導入が遅れているバス会社はあります。
貸切バスでWi-Fiを利用したい方は、利用予定のバス会社に直接問い合わせしてみましょう。見積もりを申し込む際に「Wi-Fiを導入している車種を希望します」と要望を伝えておくと、スムーズに予約ができます。
フリーWi-Fiを使用できるバスの種類
フリーWi-Fiを使用できるバスの種類は以下のとおりです。
バスの種類 | 概要 |
---|---|
貸切バス | ・観光やビジネスなど、幅広いシーンで利用されるためWi-Fiを導入するバス会社が増えている ・長距離移動や宿泊を伴う移動時に利用されることも多い |
高速バス | ・多くのバス会社がWi-Fiの導入を進めている ・出張などで利用するビジネスパーソンも多く、フリーWi-Fiの需要が高い |
路線バス | ・駅や公共機関でのWi-Fi導入が進んでおり、路線バスでWi-Fiが導入されるケースが増えている ・都心部だけではなく地方の路線バスでも導入が進んでいる |
リムジンバス | ・空港と主要都市を結ぶバスで、快適性を重視した広々としたシートで移動できる ・多くのリムジンバスがWi-Fiを導入している |
さまざまなバスでフリーWi-Fiを利用できる環境が整ってきていますが、バス会社によって異なるため事前に確認しておくとよいでしょう。
バスのフリーWi-Fiが使用できないときの原因
バスにフリーWi-Fiがあっても、使用できないときの原因は以下のとおりです。
電波状況が悪い
電波状況が悪いため、Wi-Fiが使用できない場合があります。電波はアクセスポイントから離れると弱くなり、つながりにくくなります。
山間部やトンネル、地方部のエリアなどでは、電波が届きにくいため、Wi-Fiの接続が不安定になったり、使えなくなることがあります。
電波が混雑している
電波が混雑している場合も、Wi-Fiが使えなくなる場合があります。バス内で多くの乗客が同時にWi-Fiを利用していると、ネットワークが不安定になるためです。
また、通信速度が低下したり、接続が不安定になったりすることがあります。特に、動画視聴などの大容量データ通信を行うユーザーが多い場合は影響が大きくなります。
利用端末がWi-Fiの規格に対応していない
利用している端末がWi-Fiの規格に対応していないため、Wi-Fiにつなげられない可能性があります。一般的に、Wi-Fiの周波数帯は「2.4GHz」もしくは「5GHz」です。
「2.4GHz」のWi-Fiは、Bluetoothや他のモバイルルーターなどに利用されることが多い電波で干渉しやすいため、「5GHz」のみを提供しているバス会社もあります。古い機種によっては「5GHz」に非対応の場合があるため、フリーWi-Fiにつながらないことがあります。
バスのフリーWi-Fiを使用する際の注意点
バスのWi-Fiを使用する際の注意点は、以下のとおりです。
インターネット接続が不安定な場合がある
バスのフリーWi-Fiは、接続が不安定な場合があります。主な原因は、以下のとおりです。
- 山間部やトンネルなどを走行しており通信環境が悪い
- フリーWi-Fiに接続している端末が多い
- フリーWi-Fiのルーターが特定のキャリアの回線である
バス会社のフリーWi-Fiの回線は、特定のキャリア(au・docomo・SoftBankなど)のモバイル回線を使用している場合があります。特定のキャリア回線だと電波が届きにくいエリアがあるため、接続が不安定になったり、繋がらなくなる場合があるのです。
そのため、エリアによっては、他のキャリアでは問題なくつながる場合でも、特定のキャリアの回線のWi-Fiでは接続が不安定になることがあります。
通信速度の制限がかかる可能性がある
バスのフリーWi-Fiは、通信速度の制限がかかる可能性があります。一部のバス会社では、乗客に快適なインターネット利用を提供するために、通信速度を一定の範囲内に調整している場合があるためです。
そのため、動画視聴などの長時間の利用や、大容量のデータを使用するコンテンツの利用には向いていません。Wi-Fiが遅いと感じた場合、自身のスマートフォンの回線の方が快適なこともあります。
Wi-Fiの使用方法が分からない場合でも運転中のドライバーに話しかけない
バスのWi-Fiの使用方法が分からなくても、運転中のドライバーに話しかけてはいけません。ドライバーは安全第一で運転しているため、突然話しかけると大変危険です。
周囲に乗客がいる場合は迷惑にならないよう接続機器の画面の明るさや音量に注意する
周囲に乗客がいる際は、迷惑にならないようスマートフォンやパソコンの画面の明るさや音量に注意しましょう。特に、夜行バスで消灯時間を過ぎている場合は、休んでいる方もいるため注意が必要です。
やむを得ない場合は画面を暗めに設定したり、音漏れがしないよう音量を必要最小限にとどめるなどの配慮をしましょう。
バスのWi-Fiをセキュリティ面で安全に使用するためのセキュリティ対策
バスのWi-Fiをセキュリティ面で安全に使用するポイントは、以下のとおりです。
提供元が不明なWi-Fiに接続しない
Wi-Fiを安全に使用するために、提供元が不明なWi-Fiに接続しないようにしましょう。Wi-Fiログインの仕組みを利用して、フィッシングサイト(偽サイト)に誘導され、マルウェア(不正なソフトウェア)をダウンロードさせられたり、個人情報を入力させられたり、トラブルに巻き込まれるリスクがあるためです。
気づかず利用すると、個人情報が流出したり悪用される危険性があります。バスのWi-Fiを使う際は、提供されているネットワーク名のものを使用しましょう。
個人情報や決済情報の入力をしない
万が一のことを想定して、フリーWi-Fiにつないでいる際は、個人情報や決済情報の入力をしないようにしましょう。知識がある人は、ソフトウェアなどを利用して、比較的簡単にフリーWi-Fiで通信している機器の通信内容を解析したり表示できたりするためです。
メールの内容や、SNSのパスワードなどを悪意のある第三者に盗み見られる可能性があります。パスワードや個人情報を入力する際は、フリーWi-Fiではなく、自身が契約している回線を使用した方が安全です。
セキュリティ対策ソフトやアプリを導入する
セキュリティ対策ソフトやアプリを導入することは、バスのフリーWi-Fiを安全に利用するために効果的な対策の一つです。セキュリティソフトやアプリを導入することで、トラッキングやマルウェアから保護してくれます。
また、危険なサイトにアクセスした場合、警告を出してくれるため、不正アクセスなどを回避できるでしょう。個人情報を扱う際や、パスワード入力を必要とするログイン操作を行う際に、セキュリティを強化する役割も果たします。
モバイルルーターを利用する
自身のモバイルルーターを使用するのも、安全対策の一つです。「フリーWi-Fiを利用しない」という手段になりますが、Wi-Fiの回線を通じて情報が外部に漏れる心配がありません。
総務省は、安全にWi-Fiを使用するよう呼びかけているので同時に確認しておくとよいでしょう。
参照:無線LAN(Wi-Fi)の安全な利用(セキュリティ確保)について|総務省
Wi-Fiが導入された貸切バスを借りる方法
Wi-Fiが導入された貸切バスを借りたい場合は、まず利用したいバス会社がWi-Fiを導入しているかどうか確認しましょう。バス会社のWebサイトに記載されていない場合は、お問い合わせフォームや電話で確認できます。
Wi-Fiが導入されていることを確認したら、予約時にWi-Fi搭載のバスを希望していることをバス会社に伝えてください。車両のタイプによってもWi-Fi搭載の有無が異なるため、事前に確認しておくことが重要です。
基本的に当日の対応はできないため、予約時に伝えるのを忘れないようにしましょう。
まとめ
バスのWi-Fiの導入状況は、インバウンドの影響やバス離れ防止のため、年々増加傾向にあります。貸切バスでも導入されているケースが増えているため、より快適な移動をしたい際は、予約時にバス会社に確認しましょう。
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